フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツがACL（膝前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）とLCL（外側側副靭帯／がいそくそくふくじんたい）を損傷したのは4カ月ほど前の話だ。通常は9カ月から12カ月の復帰期間が予想されるものの、イーグルスのエースQBは今年9月の開幕戦に間に合わせると意気込んでいる。

ウェンツは現地17日（火）、シーズン第1週の出場について「そうだね、今もそれが自分の目標だ」と語った。

リハビリの“段階的なランニング”のフェーズを開始したと明かしたウェンツだったが、完全復帰がいつになるかについての具体的なタイムテーブルには言及せず、次のようにコメントしている。

「とても流動的なプロセスなんだ。それに関しては時間枠やタイムテーブルを決めることは難しい。自分も分かったらいいとは思うけど、事は順調に進んでいる。今の状況にはハッピーさ」

昨年12月10日にACLとLCLを損傷し、MVPの筆頭候補と評されていたウェンツのシーズンは短く終わった。自軍のチームメイトがスーパーボウルで勝利を収める瞬間を目にした後、3年目のウェンツはレギュラーシーズンに出場したい思いが強まっているのだろう。そんなウェンツはプレシーズンゲームでのプレーがレギュラーシーズン開幕戦に出場するために必須となるわけではないとも述べている。

シーズン第1週の出場がゴールと言いながらも、ウェンツは身体の準備が整わずして復帰するつもりはないとも強調した。

「このコースのまま順調に行くつもり。多くの選手たちが早過ぎる復帰をしてどうなったかは知っているはずだ・・・だから、自分はこれに関して賢明に判断することを約束する」

ウェンツがレギュラーシーズンの開幕戦に間に合わないとしても、イーグルスには昨年度スーパーボウルのMVP受賞者であるニック・フォールズが後ろに控えている。

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