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WRスニードがレイブンズへ、セインツはオファーシートにマッチせず

2018年04月24日(火) 10:17

ニューオリンズ・セインツのウイリー・スニード【AP Photo/Butch Dill】

ワイドレシーバー(WR)ウイリー・スニードのボルティモア・レイブンズ移籍が正式に決まった。

情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、ニューオーリンズ・セインツは現地13日(金)にスニードがサインしたレイブンズのオファーシートにマッチする意向がないとのことだ。このオファーシートは2シーズンでベースサラリーが700万ドル(約7億6,000万円)の最大1,040万ドル(約11億3,000万円)に至るものであったとのこと。スニードは2018年に200万ドル(約2億2,000万円)のサインボーナスを手に入れ、2018年に保証された100万ドル(約1億900万円)の上乗せ分のベースサラリーを手に入れることとなる。

制限付きフリーエージェント(FA)テンダーにマッチするまで、セインツにはあと5日間の猶予があったものの、今オフシーズン中にキャメロン・メレディスを加え、ブランドン・コールマンと再契約を結んだヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンとチームにはもうスニードの能力は必要とされなかった。2014年のドラフト外選手のテンダーマッチを断ったセインツに補償が与えられることはない。

2015年と2016年シーズンを合計すると1,879ヤードで141レシーブ、7タッチダウンを記録し、セインツ攻撃陣で重要な役割を果たしてきたスニードは、再構築されたレイブンズ攻撃陣でスロットの役割を担うだろう。25歳のスニードは同じくFAで加入したマイケル・クラブツリーやジョン・ブラウンと共にうまくチームに溶け込みそうだ。昨季はハムストリングの故障や出場停止によってパフォーマンスの低下が見られたスニード。レイブンズが多用するショートパス戦略において、スロットターゲットとなるスニードには再び活躍チャンスがやってくるはずだ。

この動きによってレイブンズがデズ・ブライアント争奪戦から離脱したと考えるのは妥当だろう。一方で、元ダラス・カウボーイズのプロボウラーがクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズやWRマイケル・トーマスのいるニューオーリンズの地に降り立つ可能性が広がったかもしれない。

スニードは『Twitter(ツイッター)』に「ありがとうセインツ」と記し、ファンやチームに対するメッセージを投稿している。

「ニューオーリンズ・セインツのメンバーであることは栄誉であり、特権でもあった。この街全体が、最初の練習から最後の試合まで手厚くサポートしてくれた。数々の思い出をくれたファンに心から感謝したい。ニューオーリンズ・セインツは私がチーム施設に一歩を踏み入れて以降、ずっと一流の組織だ。今は亡きオーナー(ベンソン氏)からキッチンチーフに至るまで、いつも自分を温かく迎え入れ、サポートされていると感じさせてくれた彼らに心からありがとうと伝えたい。本当に恋しく思うものはロッカールームの皆やコーチたちだ。長年にわたって築いた関係性は人生の最後まで保ち続けることができる。すばらしい人物たちと一緒に過ごせるということが、このゲームの醍醐味だ。ここを去るのは悲しい事だが、人生の新たな章に向かい胸が高鳴ってもいる。ボルティモア・レイブンズのメンバーとしての新章の始まりを待ちきれない。自分が持つ全てをこのチームに捧げるつもりだ。リーグで自分の力を証明するためにセインツが自分に与えてくれたチャンスのことは一生忘れない。皆にご多幸あることを祈願し、第7週にまた会えるのを楽しみにしている。#神様ありがとう」

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