レイダース、WRクーパーに5年目オプションを行使
2018年04月24日(火) 12:28オークランド・レイダースがワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーに対する方針を固めた。
現地23日(月)、レイダースがチームのリードWRに対する5年目オプション行使を発表したことで、クーパーのオークランドでの未来には多少の安堵がもたらされた。このオプションはおよそ1,390万ドル(約15億円)となる予定だ。
地元紙『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』によると、レイダースのジェネラルマネジャー(GM)レジー・マッケンジーは今月初旬、クーパーのオプションについて「私は何も表に出したくはない。私はいわゆる、本末転倒をしたくはないんだ」と語っていた。
スター性のあるクーパーだが、先シーズンはリーグ3位のドロップ率を記録して名声を傷つけた。昨季は攻撃陣全体が低迷していたものの、新ヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンは新スキームの下、クーパーが再び活躍するだろうと信じて止まない。
NFLスカウティングコンバインの場で記者に対して「われわれはクーパーがすばらしい選手になると思っている」と語ったグルーデンHCは「彼はわが攻撃陣の要となる選手だ・・・うちの攻撃陣の花形さ」ともコメントしていた。
クーパーはプロ入り後の2シーズンにわたって大ブレイクしたが、先シーズンはその前年と比較してレシーブ数が83回から48回、キャッチ成功率は62.9%から50%、そして、ヤード数は1.153ヤードから680ヤードへと激減した。パフォーマンスの急降下は故障に加え、統制のとれていなかった攻撃戦略もあいまって起きたのだろう。
積極的な決断を下すことも可能だったレイダースだが、実際にそうするパターンは多くない。再ブレイクの可能性があるクーパーはまだ、レイダースにとっては重要なカギとなる選手なのだ。
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