いまだ契約にこぎつけられないFSリードがCBAに基づき申し立て
2018年05月03日(木) 11:33フリーエージェント(FA)のフリーセーフティ(FS)エリック・リードは現地2日(水)、NFLのCBA(団体交渉協約)に基づいてNFLの各チームが今季、彼との契約を結ばないことを秘密裏に合意していると訴えた。
リードは弁護士のマーク・ジェレイゴスを代理人に立てているが、代理人はリードがサンフランシスコ・49ers在籍時にチームメイトであったコリン・キャパニックの申し立て時にも同様の役目を担っていた。
NFLのスポークスマンを務めるブライアン・マッカーシーはリードの抗議に対し、仲裁手続きの機密性を要することからコメントを差し控えている。
NFL選手協会は次のような声明を発表した。
「わが組織はエリック・リードと彼の法的な代表者が申し立てを行ったことを認知しており、われわれの団体交渉協約に記されているように、この申請は仲裁プロセスを経て聴聞されるだろう。わが組織はエリックをサポートし、他に求めるべき法的オプションも考慮している」
今オフシーズンを通してSに対する市場は冷ややかだ。ベテランSであるケニー・バカーロやトレ・ボストンもまだ契約にこぎつけていない。リードは国歌斉唱中に膝をつくなどした社会的行動がいまだに契約を結べない原因となっていると訴えた。今季の彼は国歌斉唱中に膝をつくつもりがないことを明かしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、リードは先月にシンシナティ・ベンガルズを訪問し、これは彼がFAとなってから唯一のチーム訪問であるとのことだ。
2013年のドラフト1巡目指名選手は49ersひと筋で5年のキャリアを積み、タックル318回、インターセプト10回、パスディフェンス34回、サック1回をマークしている。
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