長年、フットボールシーズンを過ごしたブルース・エリアンスが今秋から向かう先は報道ブースである。

テレビ局『CBS』は現地3日（木）、アリゾナ・カーディナルスの元ヘッドコーチ（HC）エリアンスが2018年からグレッグ・ガンベル、トレント・グリーンと共に3人体制で報道キャスターを務めることを明かした。サイドライン上でのレポートはジェイミー・アーデイルが務めることになる。

『CBS Sports（CBSスポーツ）』のショーン・マクマナス会長は声明の中でこのように語った。

「現代フットボールの洞察力やサイドラインを退いたばかりであること、そして、彼の人格や独特な方法での解説を合わせて考えると、われわれはブルースがグレッグやトレントと一緒に、見識のあるエキサイティングで情報豊かな解説者になってくれるだろと強く信じている」

65歳のエリアンスは生涯をフットボールと共に過ごしてきた。バージニア工科大学のアシスタントとして1975年にコーチ業をスタートさせた彼はクオーターバック（QB）コーチとしてペイトン・マニングと共に働いた後、ピッツバーグ・スティーラーズでは攻撃コーディネーター（OC）としてベン・ロスリスバーガーを、インディアナポリス・コルツではアンドリュー・ラックを先導した。2013年に初めてカーディナルスのHCに就任したエリアンスは2017年のシーズン終了後に引退している。

「偉大なるゲームに携わる方法として、引退後はいつもブロードキャスターを1つのオプションとして考えていた」と明かしたエリアンスは続けて、「CBSスポーツのような由緒のある組織から機会をもらえたことに非常に興奮している。ブロードキャストのブースでまた新たなキャリアがスタートするゆえ、一緒に仕事をするグレッグ、トレント、ジェイミーらから多くのことを学ぶ機会や私のゲームに対する情熱や知識をファンの皆と共有できることを楽しみにしている」と語った。

ガンベル、、グリーン、アーデイルの3人はCBSの中でもナンバー3のブロードキャストチームを形成していた。彼らよりも上位だったのはジム・ナンツ、トニー・ロモ、トレイシー・ウォルフソンのチームとイアン・イーグル、ダン・フォーツ、エバン・ウォッシュバーンのチームだ。

エリアンスの飾らない率直さや陽気なおじさんとしての風貌、そして、幅広い知識が報道ブースでの新たな活躍を当然のように期待させてくれる。

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