ジェッツがバックアップQBペティをカット
2018年05月04日(金) 12:28ニューヨーク・ジェッツが混雑したクオーターバック(QB)ルームを整頓し始めた。
チームが現地3日(木)、ブライス・ペティをリリースしたことを認めた。
この動向を最初に報じたのは『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』だ。
ジェッツが先週のドラフトでQBサム・ダーノルドを全体3位で指名したことから、ペティのリリースに大きな驚きはなかった。ドラフト1巡目の選手が加入ともなると、ジョシュ・マカウンがブリッジQBとなり、メンター役を担うはずだ。ただし、今オフシーズンのジェッツはほぼ保証金なしでテディ・ブリッジウォーターとも契約しており、2016年ドラフト2巡目指名選手であるクリスチャン・ハッケンバーグもチームに残っている。
2015年のドラフト4巡目で指名されたペティ。ハッケンバーグよりも先に解雇となったのはおそらく、ペティのドラフト指名巡目が彼よりも下だったことが原因だ。ジェッツはまた、ペティにはチームのQBとして力量が足りていないことを十分に理解したのだろう。
26歳のペティは過去2シーズンを通じて7試合に先発して1勝6敗、53.1%のパス成功率で1,353ヤード、タッチダウン4回にインターセプトを10回記録している。NFLのQBとしてはパス精度を欠き、うまく成長することもできなかったペティはポケット内での動きも評判が悪かった。
ペティがニューヨークを去った今、ダーノルドとマカウンに次ぐポジション争いが始まるだろう。もし健康状態が芳(かんば)しくなかった場合、ブリッジウォーターの契約はジェッツにとって次へと進みやすいものではある。その一方で、多くの者はジェッツが今季のレギュラーシーズンでスナップをこなす前にハッケンバーグを切り捨てるのではないかと予想している。
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