シーホークスとDEアブリルがたもとを分かつ
2018年05月05日(土) 13:11ピート・キャロル政権下において最も成功を収めた5年間をシアトル・シーホークスで過ごしたディフェンシブエンド(DE)クリフ・アブリルがチームでのキャリアを終えることになった。
シーホークスは現地4日(金)、フィジカルチェックに不合格となったアブリルを放出したと発表。
NFLで過ごす10年目のシーズンとなった昨年、アブリルは4試合を経た10月にキャリア継続に黄信号が灯る首のケガに見舞われ、その負傷の深刻度からヘッドコーチ(HC)のキャロルはベテランパスラッシャーのアブリルが「再びフットボールをプレーするのは困難な状況」だと明かしていた。
それでも、アブリルは『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに2018年にプレーしたい意向を明かしていたが、32歳のアブリル自身はキャリアを続けられるかどうか“はっきりしていない”ことを理解していたようだ。
アブリルはNFLネットワークの“NFL Up to the Minute(NFLアップ・トゥ・ザ・ミニッツ)”で「自分はただ、フットボールの後のことやそれがどんな影響を及ぼすかを考えた上で自分にとって正しいと思えることをしたい。もし医者に“うまく回復していない”と言われたり、もし順調に回復しているにしても“一度のヒットが台無しにする可能性がある”とか言われたりしたら、それはもう簡単な決断になる。でも今は、自分の中ではトレーニングを始めたいし、プレーするためにやることをやりたいと思っている」と明かしていた。
アブリルはポストシーズンを含め、シーホークスで64試合に出場して41サックを記録している。
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