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ブラウンズ、2巡目指名のGコルベットを元LTトーマスの後継者に?

2018年05月07日(月) 09:35


クリーブランド・ブラウンズのジョー・トーマス【Matt Patterson via AP】

伝説的キャリアを残して引退したジョー・トーマスはクリーブランド・ブラウンズのレフトタックル(LT)のポジションに巨大な穴を残していった。

この問題に取り組むチームは現地6日(日)、ドラフト2巡目のオースティン・コルベットと新人契約を結んだ。ブラウンズはまた、ドラフト6巡目に指名したワイドレシーバー(WR)ダミオン・ラトリーとディフェンシブバック(DB)シメオン・トーマスとも契約を交わしている。

2018年ドラフトの全体33位で指名を受けたコルベットはネバダ大学時代、タックル専門のプレーヤーとして48試合に先発出場した。大学時代のコルベットは現ブラウンズのラインマンであるジョエル・ビトニオの後継者であり、学生時代はタックル(T)だったビトニオもまた、プロ入り後はガード(G)にポジションを変更している。

昨オフシーズンにセンター(C)J.C.トレッターやGケビン・ザイトラと契約を交わしたブラウンズのインテリアには選手がそろっているため、コルベットがLTのポジションを空白にしたままGやCにポジションを変更する可能性はより低いと言える。ただし、それが保証されているわけではない。

ブラウンズ選手人事部門の副社長であるアロンゾ・ハイスミスはチームの公式サイトを通じてこのように語った。

「オースティンは良い選手であり、多方面に活躍できるだろう。彼なら多くのことをこなせる。センターだってできるのは間違いない。誰でも一番に望むことは素晴らしいフットボールプレーヤーをチームに加えることのはず。多くのポジションこなせる選手がいるのはうれしい悩みだ」

フットボールプレーヤーにとって多才であることは望ましい要素であり、とりわけ、ラインマンにとってはそうであろう。多数のポジションをこなせるということはデビューをより早め、さらには出場時間をより多くもしてくれる。コルベット本人もまた、そのことを重々承知しているようだ。

「自分はタックルの選手だ」と語ったコルベットだが、続けて「ここ4年間はそのポジションだったが、シニアボウルではまたインサイドをプレーする機会があった。そこでもかなり良い感触を得た。ブラウンズが自分に望むなら、本当にどこでもやるつもりでいる。チームのために頑張りたい。クリーブランドのメンバーになるのが本当に楽しみなんだ」とも語っていた。

身長約193cm、体重約140kgのコルベットは先週金曜日から始まったブラウンズのルーキーミニキャンプで自身の役割を決定するプロセスを開始した。コルベットにとってどのポジションが優勢であるかは定かでないが、仮にLTがそうであった場合、今後は巨大な穴を埋める重責を背負うことになるだろう。

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