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キックオフのルール変更案を検討、オーナーらに提案へ

2018年05月17日(木) 08:13

フィラデルフィア・イーグルスのジェイク・エリオット【AP Photo/Mark Humphrey】

来週、アトランタで開催される春季リーグ会合にて、キックオフ中の選手の安全性を改善することを目的とした複数のルール変更案がNFLチームオーナーらに提示されるようだ。

変更案はキックオフがパントに近い形となり、全速力での接触を制限させる目的で練られており、2018年シーズンに批准されるには32人いるNFLチームオーナーのうち24人の賛成を得なければならない。今月始めにニューヨークにあるNFL本部で行われたプレーヤーの安全サミット中にはスペシャルチームのコーチやNFL競技委員会のメンバーによって提案に調整が施されている。

チームオーナーの承認を必要とする変更案の詳細から重要な部分を抜粋する。

1.キックするチームの選手はキックオフの地点から1ヤード以上のところには並べなくなる。現行ルールは制限ライン(基本的には35ヤードライン)から5ヤードに並ぶことが認められているほか、キック前に走り出すことも許容されている。

2.ウェッジブロックの撤廃。セットアップゾーン(自陣40ヤードと敵陣45ヤードの間)に並ぶ選手のみ、ダブルチームブロックが認められる。

3.ボールにタッチする、もしくはボールがグラウンドに落ちるまで、レシーブ側のチームは誰ひとりとして制限ライン(通常は自陣45ヤード)を超えてはならず、ブロックも禁止。これにより、レシーブ側のチームのブロッカーは後方に走ってブロックしなければならなくなり、高速状態での接触を招く可能性のある“アタック”ブロックの危険性が軽減する。

4.ボールがエンドゾーンにヒットした場合、即座にタッチバックが適用される。タッチバックのためにエンドゾーンで選手がボールをダウンする必要はない。

【C】