WRマーシャルがシーホークスとの契約締結でキャリアを継続
2018年05月30日(水) 09:59フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ブランドン・マーシャルはユニフォームを変えながらもNFLでのキャリアを継続させている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、34歳のWRマーシャルは現地29日(火)にシアトル・シーホークスと契約を締結したようだ。
マーシャルは『Instagram(インスタグラム)』でシーホークスのユニフォーム姿を披露している。
プロ13年目のシーズンに突入したマーシャルはダグ・ボールドウィンやタイラー・ロケットがいるWRのローテーションに食い込みたいところだ。FAでジミー・グラハムを失ったシーホークスはおそらく、マーシャルの体格を生かしてレッドゾーンでの起用を考えるはずだ。
年齢によるスキルの低下を考慮すると、マーシャルがフルタイムでの出場を確約される可能性は低そうだが、役割次第でロースター入りのチャンスは十分あるだろう。
ニューヨーク・ジェッツで1,502ヤードを記録した2015年シーズンの後、マーシャルはパフォーマンスを急激に落とした。2016年シーズンは相手ディフェンシブバック(DB)を振り切れず、キャッチ59回で788ヤード、3タッチダウンとリーグで最も効率の悪いWRの1人となっていた。
2017年にニューヨーク・ジャイアンツと契約を交わしたマーシャルには、どちらのサイドにも役割はなかった。わずか5試合の出場にとどまったマーシャルはキャッチ18回、154ヤード、無得点に終わり、先月にチームからリリースされている。
冷えきった市場に直面したマーシャルが今オフシーズンを通じて面談を行ったチームは、序盤に訪問したシーホークスだけだった。クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンを司令塔にロースターの組み換え中であり、パスキャッチャーを必要としていたシーホークスは、ベテランのマーシャルにとって最良なスポットだと言えよう。
マーシャルがキャリアを通じてプレーオフを経験したことがない話は有名だ。そんなマーシャルが、5年連続プレーオフ進出の記録が止まり、チーム再建中のシーホークスを再びプレーオフへと導く手助けをしてくれるのかもしれない。
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