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コルツ元HCパガーノ、「QBラックのおかげで長く続けられた」

2018年06月05日(火) 12:00

インディアナポリス・コルツのアンドリュー・ラック【AP Photo/Michael Conroy】

インディアナポリス・コルツの元ヘッドコーチ(HC)チャック・パガーノは現地4日(月)朝、先発クオーターバック(QB)とHCとは良い時や悪い時もどれほど密接な関係にあるものなのかを思い出させてくれた。

2017年シーズンで4勝12敗の戦績を残しコルツから解雇を告げられたパガーノは、スポーツ情報チャンネル『FOX Sports1(フォックス・スポーツ1)』の“First Things First(ファースト・シング・ファースト)”に登場した際、肩の負傷によって先シーズンを棒に振ったQBアンドリュー・ラックをいまだに絶賛していた。

元コルツHCはラックがいればもう少し長くインディアナポリスに残れたかもしれないと話している。

番組内でパガーノは「アンドリュー・ラックが大好きさ。彼によって思っていたよりも長くやることができたよ。彼は天才だ」と語った。

パガーノとラックの良好関係は2012年から2015年シーズンの3年連続11勝5敗とポストシーズン進出を見れば分かるだろう。

しかしながら、2015年頃からラックがケガに苦しんだことでコルツの歯車は狂いだした。2015年、2016年シーズンはどちらも8勝8敗でプレーオフ進出を逃し、コルツの2017年シーズンはさらに悪化している。

それにもかかわらず、パガーノは新HCフランク・ライクの指揮下、ラックがコルツの救世主として戻って来ることを確信しているようだ。

ラックについて「彼は精神的にも非常に良い状態にあり、身体的にもかなり良い」と述べたパガーノは続けてこのようにも語った。

「アンドリューは前のアンドリューと変わっていないし、復帰した後はすばらしいフットボールをプレーしてくれるはず。彼にやるべきことがたくさんあるのは明白だ。まずはフィールドに戻り、フットボールのスローイングを開始せねばならない。それらすべてのことがもうすぐ起こるだろう。彼の状態はとても良いんだ」

OTA(チーム合同練習)にはまだフル参加となっていないラックだが、コルツはラックのリハビリプログラムに関してさほど不安視していないようにも見える。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のチャーリー・ケイサリーは先月11日、コルツは7月後半に開始するトレーニングキャンプまでにラックが稼働可能になると“相当な自信を持って”見ていると報じており、ライクHCは先日、準備が整った際のラックのスローイングに関しては「まったく不安がない」と述べていた。

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