テキサンズの状況が好転してきた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地5日（火）、ヒューストン・テキサンズの核となる前途有望なクオーターバック（QB）デショーン・ワトソンとスターディフェンシブエンド（DE）J.J.ワットが昨年の故障から急速な回復を見せていると伝えた。情報筋の話によれば、上記の両選手はどちらも来月のトレーニングキャンプをPUP（故障者）リスト上で過ごすことはなさそうだとのこと。

ワトソンが見せたルーキーイヤーの輝きは昨年11月のACL（膝前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）損傷によって短期間で終わってしまった。一方のワットは大きな手術を伴う左足の脛骨（けいこつ）プラトーの骨折で、昨シーズンはわずか5試合のみの出場にとどまっていた。

昨シーズンのテキサンズはこれらの事情によって低迷したものの、スポーツ界で最も重要とされるポジションを担う若きワトソンの大活躍はテキサンズの未来に大きな希望をもたらす内容だった。

2015年シーズン以降で8試合以上に出場したシーズンがない29歳のワットにとって、今季はリーグ最高峰の守備選手としてのターニングポイントを迎えているとも言えよう。

両選手ともに健康な状態が続けば、テキサンズはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区の優勝も狙えるチームだ。

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