ペイトリオッツWRエデルマンが禁止薬物使用で4試合の出場停止
2018年06月08日(金) 09:19ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディのお気に入りレシーバーは今季序盤に戻ってこないかもしれない。
情報筋の話を元に、『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバリー・ジョーンズはペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ジュリアン・エデルマンがリーグ規定に違反するPED(運動能力強化薬物)を使用し、4試合の出場停止処分を受けたようだと伝えた。番組レポーターのイアン・ラポポートによると、エデルマンはその処分について申し立てを行う予定だとのこと。
この処分が実際に執行された場合、エデルマンはヒューストン・テキサンズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、デトロイト・ライオンズ、そして、マイアミ・ドルフィンズ戦を欠場することになる。
32歳のエデルマンはプレシーズンゲーム中にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷し、2017年シーズンをまるまる棒に振っていた。
ペイトリオッツ攻撃陣にとってエデルマンの停止処分は大打撃となる。ペイトリオッツはすでにダニー・アメンドーラをフリーエージェント(FA)で失い、ブランディン・クックスもトレードで放出していた。この離脱による痛みがエデルマン復帰によって軽減されていた面もあったのだ。
ブレイディはシーズン第5週のインディアナポリス・コルツ戦までターゲットの復帰を待たざるを得ないだろう。
エデルマンの出場停止処分によって、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックがレギュラーシーズンに向けてどのようなロースターを形成するのかという疑問が生じている。トレーニングキャンプを控え、ペイトリオッツWR陣内ではエデルマン、クリス・ホーガン、コーダレル・パターソン、マルコム・ミッチェル、ケニー・ブリット、フィリップ・ドーセット、ジョーダン・マシューズ、ブラクストン・ベリオス、コーディー・ホリスターが生き残りをかけて競争している。エデルマンが4試合に出場不可能となれば、そのうちの誰かが最低4試合でその職をキープすることができそうだ。
ブレイディとペイトリオッツはシーズン序盤の1カ月を調整に使い、残りのシーズンで圧倒的力の差を見せつけるパターンを展開することが多い。しかしながら今回、エデルマンの出場停止処分は2018年度のそのプロセスを遅らせる可能性を示唆している。
【S】