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契約問題未決のラムズDTドナルドはミニキャンプ不参加

2018年06月13日(水) 10:49

シーホークスQBラッセル・ウィルソンにタックルするラムズDTアーロン・ドナルド【AP Photo/Kelvin Kuo】

現地12日(火)、ロサンゼルス・ラムズはディフェンシブライン(DL)に大きな穴ができたまま全員参加型ミニキャンプを開始した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチによると、2017年度最優秀守備選手賞を獲得したオールプロのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドはラムズの練習時、フィールドに姿を現すことはなかったようだ。

自主参加型OTA(チーム合同練習)も欠席していたドナルドは新人契約の最終年を迎えており、2018年度のベースサラリーは689万ドル(約7億6,000万円)となっている。

OTAに参加義務はないものの、参加が強制されるミニキャンプを欠席した場合、ドナルドには罰金が科されることになる。キャンプに不参加の各選手には初日の欠席で1万4,070ドル(約160万円)、2日目の欠席で2万8,150ドル(約310万円)、そして、3日目の欠席では4万2,215ドル(約約470万円)と、3日間の合計で8万4,435ドル(約940万円)の罰金が科されることになる。

一方で、ドナルドの契約状況には進展がない。

今オフシーズンを通し、ラムズは公(おおやけ)にドナルドの契約に関して楽観的な姿勢を貫いてきた。ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは両サイドからコミュニケーションが取れているとも明かしている。

それでも、ドナルドに対しては早目の対応に出るのがラムズにとって吉だろう。

今オフシーズン中にチームはディフェンシブタックル(DT)にエンダマカン・スーを加え、コーナーバック(CB)にはマーカス・ピータースとアキブ・タリブと、実力派守備選手3人を獲得して戦力を強化している。レギュラーシーズンが始める前までにドナルドが練習に加われば、ラムズ守備陣はさらにグレードアップするはずだ。

ピッツバーグバーグ大学を卒業し、ドラフト1巡目(全体13位)で2014年からプロ入りして以降、リーグトップクラスの選手へと成長してきたドナルド。現在27歳のドナルドは4シーズンを通じてタックル205回(うちソロは148回)、サック57回、ファンブルフォースド9回、パスディフェンス8回、そして、ファーストチームのオールプロに3シーズン連続で選出されている。

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