ニュース

ベンガルズ、TEアイファートのトレーニングキャンプ前復帰を疑問視

2018年06月14日(木) 11:17

シンシナティ・ベンガルズのタイラー・アイファート【AP Photo/Frank Victores】

今オフシーズン、故障歴の多いタイトエンド(TE)タイラー・アイファートと新たに1年のギャンブル契約を結んだシンシナティ・ベンガルズには最初から嫌な予感がしているようだ。

今週のミニキャンプにアイファートが参加不可能となったことに驚き、いら立ちを見せたヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスは現地13日(水)、2015年のプロボウラーのステータスが今夏のトレーニングキャンプに対してまだ不透明であることを認めた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは水曜日のNFL情報番組『Inside Minicamp Live(インサイド・ミニキャンプ・ライブ)』の中で、「アイファートの復帰予定に多少の変更があったと私は理解している」と述べた。

ラポポートによると、アイファートの状態に関するルイスHCのいら立ちはチーム全体が継続して感じているものだとのこと。1年契約でアイファートを残留させた際、ベンガルズは2019年に長期大型契約を交わすことも可能となるカムバックシーズンをアイファートに送らせるべく、完璧な健康状態や最高のコンディショニングを期待していたのだ。

手術を3度も強いられた腰の故障に悩まされ、先シーズンのアイファートは2試合しか出場できなかった。NFLでの5シーズンを通じ、アイファートはレギュラーシーズンの試合に出場した回数(39回)よりも欠場した回数(41回)の方が多くなっている。

健康なときのアイファートは試合の流れを大きく変えてくれる、チームにとって頼もしい存在であり、クオーターバック(QB)アンディ・ダルトンにとってもリーグ屈指のTEとしてレッドゾーン内における最大の武器となるのだ。

ベンガルズにはアイファートや2年目のディープスレットとして圧倒的スピードを誇るワイドレシーバー(WR)のジョン・ロスといったワイルドカードがおり、そういった選手たち次第で今シーズンの行方が左右されかねない。ルイスHCが今願うべきはアイファートが8月までに完璧な状態へと戻ることだろう。