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スティーラーズQBロスリスバーガー、「新契約の額にこだわりはない」

2018年06月19日(火) 13:12

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Michael Wyke】

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーの現行契約は2019年シーズン完了までの残り2年となっている。スティーラーズのエースQBは新契約の時期が来た際にも、記録となるような大型契約を結ぶことにこだわりはないようだ。

ロスリスバーガーは現地17日(日)、ピッツバーグでユース向けに開いたQBフットボールキャンプにて『ESPN』のジェレミー・ファウラーに対し、「記録的なスーパーボウル制覇やそういったことには関心がある。自分にとってはそれが何よりも重要だ」と語った。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、ロスリスバーガーの年俸は2,185万ドル(約24億円)で、現在リーグの中では12番目に高額年俸のQBとのこと。これはカーク・カズンズの2,800万ドル(約31億円)やマット・ライアンの3,000万ドル(約33億円)といったクラスの契約とはかなり差のある数字だ。オフシーズン中はアーロン・ロジャースがQB市場をさらに沸騰させるのではとの話題で盛り上がった一方で、ロスリスバーガーには特別、自身の契約延長時にQBトップの金額を狙う意向はなさそうだ。

ロスリスバーガーは次のように語った。

「自分の契約はあと2年残っている。ここにただ座って契約のことばかり気にする人になるつもりはない。自分の仕事はそんなことじゃない。自分の仕事はフットボールをプレーすること。自分の考えは伝えるから、あとはチームが決めるだけだ。自分としては、今はフィールドに出てフットボールをプレーすることがすべて。たぶんもっとたくさん、今すぐ契約を結ぶ必要のある重要な選手たちがいると思う。ただ、2年後にもしチームが自分との契約を理にかなわないとするのなら、ここでのんびり座っているわけにはいかないし、心配はするだろう」

引退についても思いを巡らせた1年後、現在のロスリスバーガーは次期契約で減額されようと、スーパーボウル制覇のチャンスを増大させようと意気込んでいるようにも見える。

さらにロスリスバーガーは「チームのクオーターバックとしてそれを理解することもまた重要だ。時々は他の選手のために少し抑えてやることもね。ただ、それは自分の仕事ではないし、心配するようなことではない。だからこそ、代理人がいるのだから」とも述べている。

チームにとって給与の確定が一番必要なのは明らかにランニングバック(RB)リビオン・ベルだろうが、ロスリスバーガーはオフェンシブライン(OL)マンこそ投資先だと見ているようだ。

「ここ2年間見てきたが、モーキス・パウンシーやマーカス・ギルバートなど、もっとチームから評価されてほしい選手はたくさんいる。彼らがそこにいなければ、自分がそこに立っていることはできない。フットボールとはそういうもの。彼らはそれだけのことをやっている」

QB年俸が3,000万ドル時代に突入する最中、一体来年のロスリスバーガーはどの程度の額を欲し、そして、どの程度を他の選手への投資に回すのだろうか。次なるロスリスバーガーの契約延長は非常に興味深いものとなるだろう。

【S】