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イーグルス、RBナンバー1はアジャイでキャンプを開始予定

2018年06月21日(木) 10:44

フィラデルフィア・イーグルスのジェイ・アジャイ【AP Photo/Matt Rourke】

先月末、フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)ジェイ・アジャイはバックフィールドで最大の役割を担う可能性についての期待と興奮を語っていた。

ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンはミニキャンプの最終日、アジャイがそのチャンスを得て、デプスチャート上のトップとしてトレーニングキャンプに入るプランを認めた。

現地14日(木)、チームの公式サイトを通じて「そうだね、彼は間違いなくナンバーワンの選手としてキャンプに入るよ」と語ったペダーソンHCは続けて、「ただ、コーリー(クレメント)や(ダレン)スプロールズのやってきたことを無駄にすることはない。ウェンデル(スモールウッド)やパンプ(ドネル・パンフリーのこと)らも戻ってくるし、マット・ジョーンズもだ。その役割を得ようと、みなが競争するだろう」と述べた。

2017年シーズンのイーグルスはアジャイ、クレメント、そして、フリーエージェント(FA)でデトロイト・ライオンズへと移籍したレギャレット・ブラントの3バックを起用する“コミッティアプローチ”を採用していた。

マイアミ・ドルフィンズとのトレードで2017年10月にイーグルス移籍を果たしたアジャイは先シーズン、フィラデルフィアで7試合の出場で70キャリー、1アテンプト平均5.8ヤード、合計408ラッシングヤード、1タッチダウンをマークした。

ペダーソンHCは記者に対し、「去年から入って、彼はその役割が可能であることをわれわれに証明して見せた」とも明かしている。

アジャイにとって馬車馬としての役割は初めての経験ではなく、ドルフィンズ時代の2016年シーズンにはアテンプト260回(平均4.9ヤード)で1,272ラッシングヤード、8タッチダウンを記録して大車輪のかつやくだった。

それでもペダーソンHCは、攻撃陣がゲーム状況によってはバックフィールドのローテーション方式を採ることもあると示唆した。

記者に対し、同HCはこのように述べている。

「だが、スキームの観点からすると、昨年のようにレギャレット、ジェイ、コーリーといったランニングバックのローテーション方式を大幅に変更することはないと思う」
トレーニングキャンプでの力強いアピールが成功すれば、アジャイがイーグルスの代表的ラッシャーとしてレギュラーシーズンに突入する可能性はある。

それでも、バックフィールドの全選手を流動的に起用する意向を持つペダーソンHCのスタンスを考慮すれば、アジャイはボールに触れるチャンスをいかなる時も最大限に生かす必要があると言えよう。

【S】