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新チーム初年度の重要さを語るレッドスキンズQBスミス

2018年06月21日(木) 22:06

カンザスシティ・チーフスのアレックス・スミス【AP Photo/Ed Zurga】

クオーターバック(QB)アレックス・スミスはワシントンでの初年度が簡単なものにならないことを理解している。

スミスにはシーズン1年目の初めから勝利の結果が求められるだろうとのヘッドコーチ(HC)ジェイ・グルーデンによる所見に対し、ワシントン・レッドスキンズの先発QBスミスも首を縦に振った。

先日、『NBC Washington(NBCワシントン)』を通じてスミスは「いや、“ここでは1年目だからね。誰も気にしてないさ” といった考え方に頼れるとは思わない。1年目の秋ならば皆が、“あー、そうか、彼はここで1年目だね。彼には長い目で見てやろう” というだろうが、そういう訳にはいかないはず」と述べた。

QBカーク・カズンズを司令塔に据えてもレッドスキンズは過去2シーズン連続でプレーオフ進出を逃しており、2005年シーズン以降、プレーオフで勝利を収めたことはない。

一方のスミスはカンザスシティ・チーフスのメンバーとして過去5シーズン中の4回でプレーオフを経験し、いかなるシーズンであっても9勝以上をマークしてきた。

スミスのいるレッドスキンズにはジェイミソン・クラウダー、ジョシュ・ドクトソン、ポール・リチャードソンといった興味深いパスキャッチャーらが揃っている。タイトエンド(TE)ジョーダン・リードが晴れて健康な状態に復活すれば、スミスはフィールド全体を一定以上のレベルの選手で囲まれることになる。

34歳のQBと大型契約を締結した後もレッドスキンズにチーム再編という考えはなかった。

グルーデンHCはこのような考えを明らかにした。

「彼は1ゲーム目から本領を発揮しなくてはならない。だから、大半の部分でそうすることが可能なところまで彼はもう来ていると思っている・・・われわれは彼の周囲を再形成するためにここにいるわけではない。チームはすでに構築されていて、彼には今と同じように指揮を執ってもらいたいんだ。これは2、3年のプロセスではない。これは1年のプロセスであり、すぐに結果を残す必要がある」

過去4シーズンを通じて28勝35敗1分けという戦績を残してきたレッドスキンズのHCは5年目のシーズンが一番の山場になることを知っている。グルーデンHCはスミスにシーズン第1週からNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の頂点へ向けて照準を合わせてもらう必要があるのだ。

【S】