ジャイアンツWRベッカムがキャンプ参加へ
2018年07月24日(火) 10:35新契約の未締結がニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムのキャンプ参加に影響を与えることはないようだ。
ジャイアンツのオールプロWRは現地25日から始まるチームのトレーニングキャンプに参加する予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバリー・ジョーンズが情報筋の話を元に伝えた。
とある情報筋によると、「ベッカムはフットボールのプレーを望んでおり、勝利に飢えている」とのことだ。
ベッカムが先月にホールドアウトの計画はないと明かしたことから、今回の動向は大方の予想通りだった。
新人契約の最終年を迎えているベッカムは5年目のシーズンに845万9,000ドル(約9億4,000万円)を受け取る予定となっている。先シーズンの331万1,000ドル(約3億7,000万円)と比較すればかなりの昇給となっているものの、ベッカムの市場価値から見れば5年目の額も雀(すずめ)の涙と言えよう。
ベッカムの2017年シーズンは足首の骨折によって早々に幕を閉じたが、ジャイアンツにとってベッカムが必要不可欠な存在であることに疑いはない。ただし、チームの共同オーナーを務めるジョン・マーラは今年5月、契約を急がせるような行為のないようベッカムに釘を刺していた。
マーラオーナーは『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』を通じて次のように述べている。
「緊急の事態だと言うつもりはない。契約交渉は時期が来たらきちんと行われるはずだ。その流れは(ジェネラルマネジャーの)デーブ・ジェトルマンが決めることだろう。私はそれに従う予定だ。その交渉によっては春いっぱいか、夏いっぱいを見る必要があると思っている」
新契約に関した長たらしく実りのない交渉にはうんざりしているものの、ベッカムはフットボールのプレーを優先させている。いずれにせよ、チームはどこかの段階で長期契約を提示する運命にあるだろう。
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