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ブラウンズがWRゴードンをフットボール外故障者リストに登録

2018年07月24日(火) 11:10


クリーブランド・ブラウンズのジョシュ・ゴードン【AP Photo/David Richard】

クリーブランド・ブラウンズはワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードン不在の中でトレーニングキャンプを開始する予定だ。

2017年からリーグに復帰したゴードンは現地23日(月)、『Twitter(ツイッター)』を通じて25日から始まるトレーニングキャンプに参加しないことを発表した。

詳細については語らなかったものの、ゴードンはツイッターを通じて現在の治療がフィールド上での練習に制限をかけており、安定した生活はNFLやNFL選手協会、そして、ブラウンズによって支えられていることを伝えた。

「クリーブランド・ブラウンズやNFLファミリーの皆さんへ、個人的に皆さんとこのような形でつながることができ、今は肉体面だけでなく、精神面もすばらしい状態にあるということを伝えることができている。トレーニングキャンプが開始した際、自分の姿がないことに気づくだろうが、これもまた、健康となるための治療計画の一環としての休息だ」

「チームメイトや友人、ファン、そして、ブラウンズから受けたサポートには本当に感謝している。あなた方と同じように、自分も今季の開幕を楽しみにしているし、早くチームメイトたちと合流し、ファンの皆さんに勝利を届けられるようチームに貢献したいと強く思っている。NFLやNFL選手協会、そして、ブラウンズ組織の助けもあり、フィールド内外を問わずに生活面での安定を保証してくれる、自分にとって都合の良い方法を利用することが可能になっている。ドクターとそのチームによって練られたこのプランに従い、シーズン開幕前に時間をとることで、今日だけではない、今後の来たる数年にわたる成長をうながせるはずだと自分たちは信じている。皆さんの忍耐や愛情、そして、サポートには本当に感謝だ! 行け、ブラウンズ!」

ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ドーシーは声明の中でゴードンをサポートする意志を表明している。

ドーシーGMはチーム公式サイトを通じて「われわれは前に進むために必要なケアを受けるジョシュを引き続き支えて行く。われわれは彼がチームから離れる間は彼のプライバシーを尊重する予定だ。ジョシュは復帰準備が整うまではノン・フットボール故障者リスト(NFI)に登録されることになる」と明かした。

NFLのスポークスマンを務めるブライアン・マッカーシーはNFLネットワークのトム・ペリセロに対して、ゴードンの状況については何のタイムテーブルもないと伝えている。

マッカーシーは「われわれは適切な時期が来た際にその件について公表するつもりだ」と述べた。

2012年の補足ドラフトでブラウンズ入りを果たしたゴードンだが、そのキャリアは禁止薬物使用による複数回の出場停止処分で泥沼にはまった。

2017年11月に条件付きで復帰を果たすまでの2年の間、ゴードンは1試合にも出場していない。キャリア通算40試合の中でゴードンは179キャッチ、3,089ヤード、15タッチダウンをマークしてきた。

元ブラウンズのチームメイトで、引退したオフェンシブライン(OL)マンのジョー・トーマスは23日、ゴードンの発表についてNFL番組『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』のアンドリュー・シシリアーノと共に議論を行い、次のように語った。

「自分は驚いた。ジョシュが良い道筋を歩んでいたのは知っていた。今オフシーズンのジョシュはまったくもって順調だったはず。それでも、中毒と戦ったことのある者なら誰にでも分かるように、少しの休息が必要になる時もあるはずだ。今からしなくてはならないことは・・・元の正しい道筋にちゃんと戻ること。ブラウンズにとって今は最良のタイミングではないだろうが、トレーニングキャンプの中盤頃には戻って来てくれることを期待しているはずだ。チームは我慢強く待っているし、彼らはNFL界でもすばらしい才能を持った若者に理解を示し、そして、手を差し伸べて助けようとしている」

ゴードンの発表から推測するに、レギュラーシーズンの開幕前には復帰するだろう。ブラウンズがゴードンとジャービス・ランドリーとのコンビネーションを中心とする再建されたレシーバー陣の恩恵に預かることはできるだろうか。

【S】