ジョン・グルーデンは先月、コーチ職に復帰した1つの理由にディフェンシブエンド（DE）カリル・マックをコーチングする機会があったからだとも発言していた。

オークランド・レイダースのヘッドコーチ（HC）グルーデンはそのチャンスをもう少しばかり待たなくてはならなそうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地25日（水）、マックがレイダースベテラン陣のトレーニングキャンプ初日（26日）を欠席するようだと報じている。この動向を最初に伝えたのは『ESPN』だ。

先月に開催されたチームの全員参加型ミニキャンプにも不参加だったマックはベースサラリーが1,380万ドル（約15億3,000万円）となっている契約の最終年を迎えている。5年目オプションが行使されていることから、CBA（団体交渉協約）に基づき、マックにはトレーニングキャンプを1日欠席するごとに通常の40,000ドル（約440万円）ではなく、30,000ドル（約330万円）の罰金が科せられることとなる。

ラポポートはマックとレイダース間の契約交渉があまりスムーズにはいっておらず、“緊張状態”にあると指摘した一方で、レイダースディフェンス陣におけるマックの存在価値を考慮した場合、チームはやはり現況の早期解決を望んでいるようだとも伝えた。

3年連続で二桁のサックを記録したマックは大型契約を締結するに十分な実績を持ち合わせていると言える。

2014年ドラフト全体5位でレイダースに入団したマックは4シーズンで40.5サックを積み上げ、NFLを代表するディフェンシブプレーヤーへと成長してきた。2015年、2016年
と2年連続でファーストチームのオールプロに選出されたマックは2015年と2017年にプロボウルに選出され、2016年には年間最優秀守備選手にも輝いている。

NFLネットワークのスティーブ・ワイチは今年4月、マックは新契約で6,500万ドル（約72億円）超えの保証額を希望していると報じていた。

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