カウボーイズオーナー、「HCギャレットの職は今後も問題ない」
2018年07月27日(金) 13:312018年シーズンに突入する中、ダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズによれば、ヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレットは “プレーオフか破滅か”といった苦境に立たされているわけではない。
現地25日(水)チームの公式サイトを通じてジョーンズオーナーは「“ノー”。これが私にできるベストアンサーであり、最も公正なものだ」と述べた。
1年を通じて批判と称賛の間で揺らぎ続けるギャレットHCに対する信頼が不確かなまま新シーズンに突入するという流れは、今に始まったことではない。ジョーンズオーナーは逆境が続く数年を通してギャレットHCを支え続けてきた。
「あなたがたもよくご存じのとおりだが、個人的には何度も言ってきたはずだ。私がそんなにも大胆であるとするならば、去年よりも今年のコーチははるかに良くなったなどと言っているだろうし、その前の年や、その前の前の年よりもそうだと言うだろう。その必要にかられ、そのモチベーションがある時に物事はそうなるものだ」
ギャレットはカウボーイズHCとしての7シーズン半で67勝53敗をマークしているが、この間にプレーオフ進出を果たしたのはわずか2回。ギャレットHCは今、コーチ業で初めての2シーズン連続勝ち越しを経験中だ。
ジョーンズオーナーは「今シーズンより先になぜこんなにもわくわくしているかと言われれば、それはわれわれのコーチとスタッフが1番の理由だ。彼らならその職務において、ベストな時期に、若い選手らと一緒になってチャンスを掴(つか)むだろうと思っている」とも語っている。
ダラスが楽観的な雰囲気で包まれている理由がそこにはある。カウボーイズには馬車馬のランニングバック(RB)やフランチャイズクオーターバック(QB)、ブルドーザーのようなオフェンシブライン(OL)、何か期待させてくれる若いセカンダリー陣に加え、その他にも多数のタレントがそろっている。
ギャレットHCとそのスタッフは今こそ若きタレント軍団に最大限の力を発揮させる時だ。さもなければ、ジョーンズオーナーもその誠実さに多少の修正を加えかねない。
【S】