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ビルズの新人QBアレンがファーストチームの練習に参加

2018年07月30日(月) 13:09

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Adrian Kraus】

チーム3番手のクオーターバック(QB)としてトレーニングキャンプをスタートさせながらも、ジョシュ・アレンには先発QBの座を奪取するためにあらゆる
チャンスが与えられそうだ。

バッファロー・ビルズはすでにこの新人QBをファーストチームの練習に参加させている。アレンは現地27日、その他の先発プレーヤーと共に2種類の練習に加わってスナップを受けていた。

28日、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは記者に対し、アレン、AJ・マカロン、ネイサン・ピーターマンの3人のQBを今後のファーストチームの練習でもローテーションで試す意向を明らかにした。

フットワーク、判断能力、精度の観点から多くのスカウトが先発QBとなるまでには時間がかかると評したアレンはすでに第一線の練習に参加しており、本人にとっては良い兆候となっている。スカウトらが言う課題は残る一方で、新人QBがマカロンやピーターマンよりも優れた才能を持ち合わせていることに議論の余地はない。

アレンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のオマール・ルイスに対し、「自分はチームでベストのQBとなるためにここにいる。他の人のことを気にすることはない。ネイト(ネイサンのこと)やAJを見て学ぼうと思っている」と語った。

すべての反復練習が多くの実りあるものになっており、とりわけ、QBにとってはシステムを学ぶ上で非常に役立っているとコーチ陣は繰り返し述べている。それらのコメントを意味のあるものとしてとらえるならば、始まったばかりのトレーニングキャンプですでにファーストチームの練習に加わったということは、アレンが正QBの座を奪うために着実にステップを踏んでいるということにもなる。

来月9日(木)からプレシーズンゲーム(カロライナ・パンサーズ戦)が始まるビルズがどのようにQBたちを回していくのかは興味深いところだ。アレンがこのまま成長を続けるとすれば、コーチ陣にとって最も才能あるQBをベンチに置いたままシーズンを開幕させるという判断は難しくもなってくるだろう。

明らかにマカロンやピーターマンを上回るパフォーマンスを見せるのであれば、マクダーモットHCが開幕戦からアレンにその座を託すという面白い判断を下すこともあり得そうだ。ただし、ビルズの攻撃陣はレシーバーがいまだに手薄であり、再構築されたはずのオフェンシブライン(OL)ラインも重要な3選手を欠いている状態だ。

現時点でのアレンは、手にしたチャンスを握りしめ、今後も2、3のファーストチームの練習に参加すると見られる。

ルイスは『Twitter(ツイッター)』にアレンの動きが分かる動画を投稿した。

「ジョシュ・アレンが同期の新人ロバート・フォスター(WR)とサイドライン際の練習を行った。ビルズのQBに関してはNFLネットワークでも議論する予定だ」

【S】