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キャンプで以前と変わらぬ輝きを放つコルツQBラック

2018年07月31日(火) 09:55


インディアナポリス・コルツのアンドリュー・ラック【AP Photo/Charlie Neibergall】

誰もが口をそろえ、現地29日(日)夕方の練習に参加したインディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックは昔と変わらぬ姿を見せていたと述べた。

コルツのトレーニングキャンプ4日目、記者やファンたちもみな同様に、ラックのプレーに釘付けとなった。

ラックがこの日、長らくお気に入りのターゲットとしているワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンに多数のロングピンポイントスローを投じていたと伝えたのは『The Indianapolis Star(ジ・インディアナポリス・スター)』のザック・キーファーだ。キーファーによれば、ラックは肩の手術の影響で輝かしかった以前のようなスローをもう見せないのではないかとの不安を微塵(みじん)も感じさせなかったようだ。

通常であればトレーニングキャンプ中の個人的なパフォーマンスに焦点が当てられることはあまりない。しかしながら、2015年以来ずっと肩の故障と闘い、2017年には全試合を欠場して、これまでほぼすべてのオフシーズンワークアウトを欠席していたラックがここまで前進していることは注目に値する。

リーグ内でも最も劣っているものの1つとされるコルツのセカンダリー陣が相手のプラクティスであることを考慮すると、この日にラックの投じたパスが22回中19回成功し、タッチダウン2回、インターセプトがなかったとは言え、多少差し引いて考えるべきかもしれない。しかし、そのような事実を踏まえても、ラックがこの日に見せたスローに注目が集まるのは当然で、フィールド深くまでボールを投じていたことは肩の強さが戻りつつあることを裏づける。

日曜夜の練習前、ラックはトレーニングキャンプ中に大きな問題は生じていないと明かしていた。

「痛みはない」と語ったラックは「当然ながら、張りや疲れなど、自分の肩にかかる負担はみんなと違う。キャンプ中の誰もがそれぞれに負担やピリッとした軽い痛みを経験するはずだ」と続けている。

ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクもまた、ラックがかつてのフォームを取り戻しているようだと話した。

ライクHCは「4回か5回は“100%通常どおりだ”と思えるスローがあった。改善が求められそうなのは1回か2回だった」とのコメントしている。

日曜日のパフォーマンスは完全復活へのごく小さなステップかもしれないが、それが意味するところは大きいはずだ。ラックは今週もまた、わずかな前進を感じることになるだろう。コルツは今週の月曜日をオフとしているため、ラックが次にスローイングを行うのは火曜日と水曜日になる。8月9日(木)に開幕するプレシーズンゲームがラックにとっては次なる大きな調整段階となる。

【S】