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ジェッツQBダーノルドがついに新人契約を締結

2018年07月31日(火) 10:10


ニューヨーク・ジェッツのサム・ダーノルド【AP Photo/Seth Wenig】

新人クオーターバック(QB)サム・ダーノルドにまつわる一連の出来事にようやく終止符が打たれた。

現地30日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、ニューヨーク・ジェッツとダーノルドが完全保証付きの4年3,025万ドル(約34億円)の契約で合意したと報じた。チームも正式にこの契約を認めている。

ドラフト1巡目指名選手の契約は必ず4年間となっており、5年目についてはチームのオプションとなっている。

契約締結の報道があってから1時間も経たないうちに初練習に参加したダーノルドは、フィールドに小走りで入って行く際にチームメイトから拍手で迎えられていた。しかしながら、遅れて登場したダーノルドを囲む騒ぎに飲み込まれようとしていたヘッドコーチ(HC)のトッド・ボウルズはこのようにコメントしている。

「彼は遅れた。それだけだ。彼にとってはキャンプの初日。本当に今、キャンプが初めて始まったかのようだ。勉強する期間もあるだろうが、すぐに追いつくだろう」

NELネットワークのマイケル・シルバーが29日に報じた内容によれば、2018年ドラフト全体3位のダーノルドは主として“違約金”の保証額に関する契約条項で折り合いがつかずにジェッツのトレーニングキャンプから離れていたようだ。また、契約内のオフセット条項もダーノルドの代理人とチームが意見を違えていた部分だったようだ。

ダーノルドはプレシーズンゲームに向けてジョシュ・マカウン、テディ・ブリッジウォーターの2人と先発QBの座を争う。今オフシーズン中、ボウルズHCはUSC(南カリフォルニア大学)出身のダーノルドには先発の座を得るための平等なチャンスが与えられると明かしている。数日間の練習欠席が先発QB奪取のチャンスにどの程度の影響を与えるかは今後の見ものとなる。

ボウルズHC最後にこのように語った。

「ジョシュが1番でテディが2番、そして、サムが3番目だ。もう競争は始まっている。今日に始まったものではない。キャンプが開始した木曜日からそれは始まっているんだ。サムには取り返さなくてはならない部分も多々あるはず。だからこそ、プレシーズンゲームの期間を通じてそこを何とかするし、われわれはそこから始まるだろう」

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