QBウェンツに故障の影響はほぼ見られないとイーグルスHCペダーソン
2018年07月31日(火) 11:19フィラデルフィア・イーグルスの観察者たちが足並みをそろえてチームのトレーニングキャンプ地に現れ、先発クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツのリハビリが驚くほど順調に進んでおり、シーズン第1週までにウェンツのプレーが許可されなければ相当な驚きだろうとも伝えた。
『NBC Sports Philadelphia(NBCスポーツ・フィラデルフィア)』を通じてヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンは「もし彼が足を故障していたことや装具をはめていたことを知らなかったのなら、おそらくは何事もなくすべてがうまくいっていると思うのではないか」とコメントしている。
現地27日(金)と28日(土)にウェンツは11対11の練習に参加しており、28日の練習は今季チーム初となるパッドを装着した練習であった。ウェンツは30日に行われた7対7の練習からは除外され、個人ドリルの参加も制限されている。
ペダーソンHCはイーグルスがウェンツの様子を週ベースで慎重に観察し続けているとも述べた。
「それがまさにわれわれのプランだ。明かすつもりはないが、われわれにはプランがあって、それは順調に進んでいる。彼と共に歩むべきステップがある。ただし、これは全ての進行の一部だ」
ウェンツは昨年12月10日にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)を断裂した。それから7カ月が経過した今、動きは当時よりも良くなっているように見える。土曜日の練習後、ウェンツが以前の機敏さと類まれなる回避能力を取り戻したと絶賛していたのは地方情報サイト『Philly Voice(フィリー・ボイス)』でレポーターを務めるジミー・ケンプシーだ。
イーグルスはウェンツの復帰を一貫して遅めに設定している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはレギュラーシーズンの第1週に先発させるためにイーグルスがウェンツを必ずしもプレシーズンゲームに起用する必要はないとも報じている。
後遺症のない現時点でのイーグルスのエースQBは、スーパーボウル2連覇をかけたチームのシーズン第1週に出場不可能だとは全く思わせない姿を見せている。もしそうなった場合、大多数の人間が驚くことになるだろう。
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