ベンガルズ、本人の意志を尊重してWRラフェルをリリース
2018年08月03日(金) 11:03シンシナティ・ベンガルズがワイドレシーバー(WR)ブランドン・ラフェルに自由を与えた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地2日(木)朝、ベンガルズが自らのリリースを希望していたベテランWRラフェルをリリースしたと報じた。
ラフェルの代理人であるジョナサン・フェインソッドは「われわれは彼のリリースを訴えてきたが、ベンガルズは今、ようやくわれわれの要求を受け入れてくれた」と述べている。
ラフェルはベンガルズのナンバー2レシーバーとして過去2シーズンで1,410ヤード、96レシーブ、合計9回のタッチダウンをマークしている。
31歳のWRはトレーニングキャンプ中、複数の若手レシーバーとポジションを争う状況になっていた。ヘッドコーチ(HC)のマービン・ルイスは今週、ラフェルは他のレシーバーたちからの“圧”を感じているようだとも語っている。
ルイスHCは『ESPN』に対して「ブランドン・ラフェルはこれまで良い仕事をしてきた。彼は(若手からの)圧を感じているね。・・・(中略)ワイドレシーバー陣は競争力の高いグループだ。だからこそ、われわれは彼らの多くをキープできる。彼らはこのまま競争を続けるだろうし、それはチームにとって良いことだ」とコメントした。
トレーニングキャンプ中の話題の中心は2017年ドラフト1巡目指名のWRジョン・ロスだ。昨季のプレシーズンでは選手人事部門長のデューク・トビンによってマービン・ハリソンとも比較されたスピードスターのロスはようやく健康な状態を取り戻したようにも見え、A.J.グリーンに次ぐナンバー2のポジションを引き継ごうとしている。
ベンガルズWR陣にはそれぞれがプレータイムの確保を狙う若手レシーバーが数多く在籍し、その中にはタイラー・ボイド、ジョシュ・マローン、コディー・コーア、新人オーデン・テイト、そして、アレックス・エリクソンなどがいる。
この段階でラフェルがリリースされたことで、プレシーズン中の若手レシーバー陣の練習機会は増すだろう。チームはデプスチャートを再考することになりそうだ。
以前は2シーズンをニューイングランド・ペイトリオッツで、4シーズンをカロライナ・パンサーズで過ごしたラフェルは木曜日の手続き終了後にどのチームとも交渉することが可能となる。ペイトリオッツもその候補だったはずだが、ペイトリオッツは既にフリーエージェント(FA)のエリック・デッカーと1年契約を交わした。
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