クオーターバック（QB）サム・ダーノルドがようやくチームメイトと共にニューヨーク・ジェッツのトレーニングキャンプに加わった。長引いた契約問題によって数日間の出遅れが生じたダーノルドだが、先発QBの座はまだあきらめていないようだ。

『ESPN』のリッチ・シミニから先発を希望するかと問われたダーノルドは「それは明らかにコーチの判断だ。競争心の強い自分的には、イエスと言うかな。それは先発したいさ。ただ同時に、チームにとってベストな選択がいいとも思っている。・・・ジョシュ（マカウン）やテディ（ブリッジウォーター）がいる中で、それはかなり難しそうだね」と語った。

キャンプに登場して以降、初めてメディアの前でコメントした新人QBは、契約締結までの練習を欠席したことは後悔していないとも明かした。

「ただ見ているだけなのはすごくつまらなかったけれど、その一方で何をすべきかをちゃんと分かってはいた。そうすることも必要だということをね」

トレーニングキャンプを開始したジェッツのQBチャートは現時点でマカウンがトップに立ち、ブリッジウォーターがナンバー2となっている。チームはダーノルドに対して先発の座を勝ち取るためのチャンスは与えるようだ。８月のプレシーズンを通して2018年ドラフト全体3位のQBダーノルドがヘッドコーチ（HC）トッド・ボウルズをうならせ、先発起用をうながし、マカウンは新人の目付け役として機能するのがファン的には理想の展開かもしれない。

いずれにせよ、ダーノルドがレギュラーシーズン第1戦で先発起用されるためにはまず、欠席した練習分を取り戻すところから始めねばならない。

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