DEクロウニーの復活を心待ちにするテキサンズ
2018年08月09日(木) 09:31ヒューストン・テキサンズのファンは首を長くしてある選手の復帰を待っている。
彼らは健康になったディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットと対をなすDEジェイデビオン・クロウニーが復帰する姿を辛抱強く待っているのだ。
今季に重要な契約年を迎えるクロウニーはトレーニングキャンプ開始から約2週間が経過してもなお、チームメイトとの練習にフル参加できていない。クロウニーは今年1月に膝のマイナーな手術を受け、現在もまだ回復途中のようだ。
テキサンズのヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンは現地5日(日)、『ESPN』の記者に「彼がフットボールをできるような状態だと感じれば、すぐにフィールドに立たせるつもりだ」と明かした。
7日、オブライエンHCはディフェンス陣の中核を担うクロウニーに関して前回よりも明るいニュースを伝えている。
「彼は日に日に良くなってきていると思う。もっと動けるようになる日がどんどん迫っている。どうなるかはそのうちに分かるだろう。来週にはサンフランシスコ(49ers)戦に向けてちょっとした準備もできそうだ。来週の様子を見て、その週末あたりにロサンゼルス(ラムズ)戦との兼ね合いなどを判断するだろう。彼には良いプランが練られており、ここまでは順調に来ている。しっかりと取り組んでくれているよ」
チームドリルには多少の参加をしているクロウニーだが、キャンプ中の練習は個人でのワークが主となっている。それでも、DEコーチのアンソニー・ウィーバーは先シーズンにチームをけん引する9.5サックを記録したクロウニーについてはかなり楽観的に見ているようだ。
オブライエンHCはこのようにも述べている。
「フィールド上で彼がここまでやってきたことは限られるかもしれないが、それでも、彼の動きは良く見える。(そのプランが)彼の身体的なパワーを最大限に発揮させるためのものであることは知っている。それゆえ、以前からシーズンを通して彼を悩ませてきた故障の再発だけは避けたいと思っている」
テキサンズは何としてでも、レギュラーシーズン開幕前までにクロウニーをディフェンス陣の重要なパーツとして機能させようと目論んでいる。キャリアを通して膝の故障に悩まされてきたクロウニーの最初の課題はレギュラーシーズン第1週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦に間に合わせることだろう。
ワットとクロウニーが猛然と相手ブロッカーたちをなぎ倒し、41歳のクオーターバック(QB)トム・ブレイディの出鼻をくじくという展開はチームとファンが最初からずっと望んでいたシナリオなのだ。
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