現地23日（木）に開催されたフィラデルフィア・イーグルスとのサーズデーナイトプレシーズンゲームで負傷が心配されたものの、その後、フィールド復帰を果たしたクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック（QB）タイロッド・テイラーは完全に無傷で済まなかったようだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが24日に伝えたところによれば、テイラーが左手に抱えたケガは出場を続けられる程度に軽傷だったとはいえ、小指を脱臼していたという。

第1クオーター中盤、テイラーは1ヤードラインからのプレーでポケットを抜け出した後、相手ディフェンスに阻まれる前にパスを投じるもつながらず、体勢を崩してフィールドに倒れ込んだテイラーは左腕に自らの体重を乗せてしまった。ロッカールームで診察を受けたテイラーはサイドラインに戻り、前半を締めくくるべくフィールドに復帰している。

ブラウンズのヘッドコーチ（HC）を務めるヒュー・ジャクソンはX線検査で陰性だったことを明かしている。

試合後、「クオーターバックがああいった風になれば心配するものだろう。ただ、試合に復帰したことを考えるに、いい傾向だとは思っている。何であれ、今週はしっかりとケアするつもりだし、あるべきところに戻せるように取り組んでいく」と語っていたジャクソンHC。

「問題ないと信じているし、彼と共にやっていくと確信している」

小指の脱臼という事実を受けて、ブラウンズがなぜテイラーをプレシーズンの試合に再出場させたのか疑問が残る。

とはいえ、テイラーのパフォーマンスにそれほどの影響があるとは考えられず、テイラーに万が一のことがあれば今年のドラフト全体1位で加入したQBベイカー・メイフィールドがあとを引き受けることになるだろう。

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