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LB不足のパッカーズがトレードでコルツからLBモリソン獲得

2018年08月27日(月) 11:49


インディアナポリス・コルツのアントニオ・モリソン【AP Photo/Michael Ainsworth】

ケガ人続出中のグリーンベイ・パッカーズがプレシーズン中にトレードを敢行した。

パッカーズは元ドラフト4巡目指名のラインバッカー(LB)アントニオ・モリソンをインディアナポリス・コルツから獲得し、見返りとしてディフェンシブバック(DB)レンジー・ピプキンスを引き渡した。コルツは現地26日(日)にこのトレードを正式発表している。

フロリダ大学出身でプロ4年目のモリソンは先シーズンに15試合で109タックル、1パスディフェンスを記録していたが、今オフシーズン中にはデプスチャート上でナジー・グッドの後塵を拝していた。ジェイク・ライアンがシーズン絶望となるケガを負い、さらには、ライアンの代役を務めていたオレン・バークスが肩を負傷したことで、LB陣に明らかな人員不足が生じていたパッカーズにコルツがトレードの可能性を見出した形だ。 

バークスは先週金曜日に開催され、13対6で敗戦を喫したオークランド・レイダース戦で肩を負傷した。負傷具合に関する詳細はまだ明らかとなっていないが、今回の動向から察するに、相当に深刻であることが予想されている。それでも、26日にヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーはバークスの故障が長期におよぶものではないと主張してその可能性を否定していた。

パッカーズはLB陣を補強するため、元ドラフト外フリーエージェント(FA)のピプキンスを放出した。2018年ドラフトでパッカーズが上位2つの指名権をDB選手に使用したことや、ベテランのトレイモン・ウイリアムスの獲得、さらにはケビン・キングの状態が回復したこともあり、ピプキンスはパッカーズDB陣の余剰人員となっていた。

コルツに移籍するピプキンスはコーナーバック(CB)としてレギュラー争いに加わるだろう。現在のコルツは元ドラフト外FA選手であるケニー・ムーアと数々のチームをわたり歩いてきたピエール・デシアーを先発CBとして登録している。

【S】