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トムリンHC、WRブラウンの月曜日の欠席を認める

2018年09月19日(水) 11:02

ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Keith Srakocic】

現地16日(日)に始まったワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンにまつわるドラマが進行している。

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは18日(火)、スターワイドレシーバー(WR)のブラウンが17日はチーム施設に姿を見せなかったと明かした。トムリンHCはそれ以上の情報は明かさず、17日の欠席については許可されていたかどうかも不明だ。

地元紙『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』からブラウンの報道に関して問われた際、トムリンHCは「今日、私は彼と会う予定で、いくつかの事について話し合うつもりだ。理由があったかどうかは分からないが、なぜここにいなかったかについて詳細にまで踏み込む予定はない。他言もしないだろう」と語り、次のように続けている。

「われわれもネガティブになる時がたまにあるのは分かっている。たまには試合を落としてしまうのだからね。サイドラインでは確かにネガティブな出来事はあったし、うまくプレーできなかったことに対してフラストレーションがたまり、勝てずにいらいらすることもある。それらのことは分かっている。とりわけ、シーズン序盤のネガティブな経験にはしっかり対応すべきであり、われわれはその経験を生かしてチームを教育することもできる」

16日、ブラウンはチームが42対37で敗戦を喫した試合中に攻撃コーディネーター(OC)ランディ・フィクトナーと口論し、記者たちのロッカールーム入室許可が出る前にスタジアムを後にしていた。17日にブラウンがトレードされれば自分がチームにとってどれだけの価値があるか分かるだろうと『Twitter(ツイッター)』で批評家に返信したコメントが問題に火を付けてしまった。

それでも、トムリンHCはブラウンが実際にトレードを要求しているわけではないと笑いをまじえて明かしている。

シーズン第2週、カンザスシティ・チーフス戦でのブラウンは67ヤード、キャッチ9回でレシーブヤードはチーム3位となっている。

地元ラジオ番組に出演したクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーは現在の火が点いた状況を鎮めようと自分なりに努力し、次のように語っていた。

「アントニオは勝負師だし、この世界で1番になりたいんだ。もうそうなっているかもしれないけど、彼はすべてのプレー、すべてのキャッチ、すべてのタッチダウンを決めたいと思っている。これは全プレーヤーが思っていることでもある。アントニオは他の人にいらいらをぶつけてしまったが、自分はランディ(OC)に信頼を置いているし、負けたのは彼のせいではないと思っている。ただ、戦いの中ではそういったことも起きるということ。試合を落としてしまったのだからね、誰にとってもタフなことさ。自分としては、彼はその・・・ほら、だから自分はソーシャルメディアをやらないんだよ。何かといらいらさせられるからね。彼が本当にトレードを希望しているなんて思わない。明日、彼とは話すつもりだけど、自分は違った答えだと思う。本当だとは思わない」

過去にもソーシャルメディア上での発言が物議をかもしたことがあり、ブラウンはここ2年間を通じ、チームにとってはソーシャルメディア上でのトラブルメーカーになっている。

この問題について再び問われた際にトムリンHCは少しばかり話をそらしていた。

「先週も言ったが、ソーシャルメディア上での出来事についてたくさんのことをオープンに話そうとは思っていない。われわれはいつだってそれを追うことが可能だろう。われわれは自身の状況や、常にライトで照らされていること、そして、そこに責任が伴っていることを理解しなくてはならない。アントニオについてはソーシャルメディア関連で今までにもいくつかの出来事があった。今回は彼と正面から向き合うつもりだが、それに関しての詳細が他言されることはない」

トムリンHCは“フットボールに関する事柄”に対処する方が好みだとも説明していた。

チーフス戦でディフェンス陣は崩壊し、パトリック・マホームズによって6度のタッチダウンパスを奪われた。次週に開催されるタンパベイ・バッカニアーズとのマンデーナイトゲームを前に、スティーラーズには多くの解決すべき“フットボールに関する事柄”があるのは間違いない。

【S】