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スティーラーズHCトムリン、「ベルの情報は更新されていない」

2018年10月03日(水) 11:07

ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Phelan M Ebenhack】

シーズン第4週目に今季2度目の黒星を喫して動揺を隠せないピッツバーグ・スティーラーズをめぐって、現地1日(月)には再びランニングバック(RB)リビオン・ベルのステータスが話題に上った。

2日、ヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンは記者に対し、本質的にはその話について何も語らなかった。

チームのスターRBについて問われたトムリンHCは「リビオンとは話していないし、彼の情報についてはアップデートがない。その時が来たら対応すればいいし、今心配することではない。自分の見解からすると、その点に関しては何も変わっていない」と語った。

トムリンHCのコメントは、ベルがシーズン第7週、あるいは、第8週に復帰する予定だと『ESPN』のジェレミー・ファウラーが1日に伝えた報道を受けてのものだった。

しかしながら、ベル本人はESPNに対して「フットボールから離れている時間は最悪だ。プレーしたい。ゲームに出て勝ちたいし、プレーオフにも行きたい」と述べており、ファウラーが報じた復帰時期を認めてはいない。

ベルは次のようにも明かしていた。

「だけど、この立場はキープしなくてはならない。自分の価値を知りながら、また、常に靭帯(じんたい)を痛めたり、手術が必要になったりする状態を知りながら、16試合で400か、それ以上のタッチが無理なことは知っていた」

シーズン第1週はベルの代役を務めたジェームズ・コナーが活躍したおかげで、スティーラーズがベルの能力を切望することはなかった。しかしながら、それ以降のチームはアップダウンの繰り返しで不安定さを見せている。シーズン第4週のスティーラーズは2戦目での痛い敗戦の記憶をかき消そうとランゲームを避けるような展開を見せたが、序盤からすでに14対0と大きなリードを許してしまった。コナーがこれらの2試合でラン17回の36ヤード、1キャリー平均はわずか2ヤードにとどまったことからも、空中戦で勝負するチームは別レベルでの力を欲していることが分かるだろう。

ここ2年連続でスロースタートを切っているスティーラーズは、昨季も現在のような状況を経験しており、2017年も開幕4戦を通じて100ラッシングヤードを記録したのは2回だけだった。ただし、今季との大きな違いは、昨季はベルがシーズン第4週から登場していたということだ。

ベルが姿を見せる気配もなく、クオーターバック(QB)のベン・ロスリスバーガーがチーム全体の呼吸が合っていないとも認めた今季のシーズン第4週は、チームにとってほぼ無価値なものとなった。チームメイトのアントニオ・ブラウンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のアディティ・キンカブワラに対し、「新たな道筋を探さねばならない」と明かしている。

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