シーホークスLBケンドリックス、無期限の出場停止処分へ
2018年10月03日(水) 11:48現地2日(火)、NFLはシアトル・シーホークスのラインバッカー(LB)マイカル・ケンドリックスに対して無期限の出場停止処分を言い渡した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、この動きはインサイダー取引で逮捕されたケンドリックスが先月にその大方の罪を認めた事実を受けてのもののようだ。
米国連邦検事のウィリアム・マクスワンによると、ケンドリックスと共同被告のダミレア・ソノイキーは共謀による証券詐欺の罪で容疑者となっており、その事実が発覚した直後の今年8月にブラウンズからリリースされたケンドリックスは先月6日に罪を認めていた。
ケンドリックスには12月の裁判で最大25年の禁固刑を宣告される可能性もある。
シアトルでは2試合の先発出場を含む3試合に登場していた今季のケンドリックスは、サック2回、タックル13回を記録している。
NFLネットワークのトム・ペリセロは『Twitter(ツイッター)』で「注目すべき点:(NFLコミッショナーのロジャー)グッデルはケンドリックスの訴えを受理せず、別の被指名人に委ねた。ケンドリックスの申し立ては今日、却下となり、したがって個人行動規範の違反による無期限の停止処分が開始する」と述べている。
この投稿の前にはペリセロと同業のマイク・ガラフォロが、シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルがグッデルコミッショナーに対してシアトルに来て以降のケンドリックスは正しい道順を歩んでいると説得を試みたものの、これが功を奏すことはなかったと報じている。どうやらキャロルHCが話すべき相手はグッデルコミッショナーではなかったようだ。
ゴールドマン・サックスグループの銀行員である幼馴染のソノーキーから非公開情報を得ていた27歳のケンドリックスは、2014年7月から2015年3月にかけて約120万ドル(約1億3,600万円)の利益を手にしていた。マクスワン検事によると、ケンドリックスは非公開情報と引き換えにソノーキーに対して1万ドル(約130万円)とイーグルスのチケットを渡していたという。
ケンドリックス本人はツイッターで「祈り続ける間、自分の信念が揺らぐことはない」と語っている。
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