テキサンズQBワトソンは1シーズンで被サック68回のペース
2018年10月04日(木) 14:23クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンがシーズンを通した健康を保てるよう祈るばかりだ。
ヒューストン・テキサンズのQBであるワトソンはここまでの4試合を通じてかなり激しい当たりを受けている。
ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復活を遂げたワトソンはすでに17回のサックを受け、バッファロー・ビルズの新人ジョシュ・アレンの18回に次ぐリーグ2位の被サック数を記録している。
穴だらけのオフェンシブライン(OL)の背後で今季のワトソンは57回のタックルを受けており、これもまた今季リーグ2位となる数値だ。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ワトソンのドロップバックのうち34.5%がプレッシャーという結果に終わっている。
テキサンズのヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンは『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』を通じてこのように語っている。
「デショーンは本当にタフな男だ。中にはいくつかの懸念事項もあるが、それらはデザインされたプレーの1つでもある。われわれがやっているのはそういうことだ。デショーンにはフィジカルの強さがある。彼には受けてもらいたくないような時もあるは確かだ。ただ、それ以外の時は彼の好きなようにさせてやりたいし、われわれは好んでそのコールをしている。彼らしいプレーとはそういった部分になる」
「それらのプレーで彼がどのように対応しているかを見れば、彼は非常にスマートだと思う。彼はパッドを下げるか、アウトオブバウンドへと逃げている。彼は本当に、本当に、賢いランナーだ。だからこそ、われわれはその部分も考慮して動いている」
現在のワトソンはシーズンを通じて被サック68回、被ヒットは172回に至るペースだ。昨年のテキサンズが許したサック数は54回で、これはリーグ2位の数値だった。先週末のテキサンズはオーバータイムにまでもつれたインディアナポリス・コルツ戦で8回のペナルティをもらっていたライトタックル(RT)ジュリアン・ダベンポートをベンチに下げ、ケンドール・ラムを投入している。なお、コルツ戦のワトソンは7回のサックを受けている。
ディフェンス陣をかわしてボールを手放してしまうことのあるワトソンを信用すべきだろう。さもなければ、今シーズン終了後、数字は今よりも悪くなってしまうはずだ。
今週末、デマーカス・ローレンスやダラス・カウボーイズのパスラッシュと対峙した際にはまた、テキサンズのQBが自らの足で動く可能性は高そうだ。
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