国歌斉唱中の抗議運動を継続するパンサーズSリード
2018年10月08日(月) 10:53カロライナ・パンサーズと契約を交わしたばかりのセーフティ(S)エリック・リードが現地7日(日)、ニューヨーク・ジャイアンツ戦の前に行われた国歌斉唱中に社会や人種の不正義への抗議運動として跪(ひざまず)いた。パンサーズの本拠地で行われた試合はパンサーズが33対31で勝利を収めている。
先月27日にパンサーズとの契約を締結し、この日が2018年のデビュー戦となったリードは2016年シーズンにサンフランシスコ・49ersのコリン・キャパニックが始めた国歌斉唱中の抗議運動を支持し、誰よりも早くキャパニックと一緒に跪いた選手だ。
先シーズン中も同様の抗議運動を続けたリードはキャパニックと共に、国歌斉唱中に抗議活動を行った選手と契約を締結しないよう共謀しているとしてリーグを訴えていた。リードがパンサーズと契約を締結したにもかかわらず、彼らの申し立てはまだ有効のままである。
リードは先週、記者に対して契約締結の前にパンサーズが国歌斉唱中のプランについては何も問わなかったと明かし、試合前の国歌斉唱中に自分がどのような行動を取るかについてはまだ決めていないとも述べていた。
パンサーズのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラは脳震とうを発症したダノリス・シーアシーがIR(故障者リスト)入りしたのを受け、残る選択肢の中で選んだベストなセーフティがリードであり、彼との契約は“フットボール上の判断”だと発言していた。先週、クオーターバック(QB)のキャム・ニュートンは、チームに悪影響を及ぼしかねない社会問題に関するリードの立場について懸念はないと語っていた。
7日、リードは問題なくパンサーズの先発Sとしてジャイアンツ戦に出場している。
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