パッカーズKクロスビーがまさかの5度のキックミス
2018年10月08日(月) 11:19現地7日(日)、この日はメイソン・クロスビーにとって心から忘れたい1日となったが、しばらくの間は彼のパフォーマンスがグリーンベイ・パッカーズファンの脳裏から離れることはないだろう。
パッカーズのキッカー(K)クロスビーはデトロイト・ライオンズとのシーズン第5週、31対23で黒星を喫したチームの要因とも言える4度のフィールドゴールと1度のエキストラポイントアテンプトを失敗した。通常であれば信頼度の高いキッカーとして知られるクロスビーだが、この日はキッカーにとって比較的有利と言われるライオンズの本拠地フォード・フィールドで41ヤード、42ヤード、38ヤード、そして、56ヤードのキックを失敗。第4クオーターに蹴った41ヤードのフィールドゴールは成功させたものの、ライオンズ戦でクロスビーが決めたキックは5回のうち1度きりだった。
これにはベテランKである当の本人も自身のパフォーマンスに相当な驚きを隠せなかった。
試合後、クロスビーは「長年プレーしてきたが、このような結果は初めてのことだ。これは未知の領域さ。・・・このような試合は1度も経験したことがない。修正点を見つけ、人生における例外的なこととして結論付けたい」と語っている。
2012年にもスランプに陥ったクロスビーだが、それ以降は158回のアテンプトで134回を成功させている。クロスビーとは古くからの友人であるクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは試合後、メディアに対してキックミスはクロスビーだけの失敗ではないと強調した。
ロジャースはクロスビーについて「メイソンがへこんでいたのは明らかだ。彼がこのような結果を予想していたはずがない。自分たちはメイソンを非常に信頼しているし、彼は長い間期待に応え、数年を通してたくさん素晴らしいキックを決めてきた。彼らはスナップやホールドなど、一連の流れをもう一度見直す必要があるだろう。メイソンにはそうする必要がある」とコメント。
クロスビーは何が歯車を狂わせていたのかを説明することはできなかったものの、この経験から学ぶ必要があると語っている。
「前にも言ったように、プレゲームでは調子が良く、かなり安定感があった分、フラストレーションになっている。実際、正直なところ、全部のアテンプトで自分は良い流れのリズムを感じていたんだ。ただ、今日は流れに乗れていない数あるゲームのうちの1日だった。ここではもう長くプレーしているけれど、そういうリズムがなかった日はない。これから振り返り、すべての側面を見直してみる。そして、前に進むだけだ」
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