ランニングバック（RB）ジェイ・アジャイは先週日曜日に23対21で敗戦したミネソタ・バイキングス戦について、もっと自分がボールを持って走れていれば良かったとこぼしていた。

残念ながら、フィラデルフィア・イーグルスのベテランRBが今季中にそのチャンスを手にすることはもうない。

イーグルスは現地8日（月）、アジャイを故障者リスト（IR）に登録したと発表した。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは『Twitter（ツイッター）』で「ACL（膝前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂したアジャイが9日にも手術を受ける予定とのこと。靭帯だけの問題だと考えられている。試合中のパスプロテクション時に起きたようだ」と伝えている。

アジャイが離脱するイーグルスのRBポジションにはウェンデル・スモールウッドやジョシュ・アダムスらが在籍しているが、主力級の選手としてはコリー・クレモントとダレン・スプロールズしか残っておらず、彼らは故障によってバイキングス戦を欠場していた。

先日のゲームが今季終了後にフリーエージェント（FA）となるアジャイがイーグルスの選手として出場した最後のゲームだったと考えるのも仕方のない話だ。2015年にマイアミ・ドルフィンズがドラフト5巡目に指名したアジャイはプロ2年目に1,000ヤード超えをマークし、先シーズンにトレードでイーグルスへと移籍していた。イーグルスにうまく馴染んだアジャイは、408ヤード、タッチダウン1回、アテンプト1回の平均が5.8ヤードとなっている。

リーグ内でもトップクラスに活発なフロントを持つ今日のイーグルスに関して言えば、先シーズンはランゲームが軸となっていたチームにとって地上戦を戦う上で活力剤となる新たな選手を、ウェイバー、またはトレード（リビオン・ベルなど）で獲得するかどうかの決断を下す時が来ていると言える。

アジャイにとってはゲームプラン内での役割増加を求めていた翌日に、そのプランから自分の名前が完全に消される結果となってしまった。

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