オークランド・レイダースのヘッドコーチ（HC）ジョン・グルーデンはワイドレシーバー（WR）アマリ・クーパーの放出を公言してはいないものの、他球団がクーパーに一定の評価を与えていることに変わりははない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地21日（日）午前、ダラス・カウボーイズも元ドラフト1巡目指名WRの動向を調査し、獲得に名乗りを上げているようだと報じた。

ラポポートは以前、レイダースが想定するクーパーのトレード要件はドラフト1巡目指名権であるとも伝えていた。

今年4月にデズ・ブライアントを放出して以降のカウボーイズは、WR陣に関する話を中心に議論を行っている。今オフシーズン中のカウボーイズはアレン・ハーンズとタボン・オースティンを獲得し、ドラフトでは3巡目にマイケル・ガラップを指名した。

今季のクーパーは浮き沈みの激しい不安定な結果ばかりとなっている。24歳のクーパーは2試合で116ヤード超えを記録しているものの、残りの4試合では20ヤード以下の数字を残した。先週の試合では脳震とうを発症し、序盤に退場するアクシデントにも見舞われている。

仮にこのトレードが実現すれば、カウボーイズはコール・ビーズリーよりも上位の選手としてクーパーを置くことが可能となる。ただし、現時点でカウボーイズはクーパーに支払う代償が大きすぎると見ているようだ。

今季中のトレード期限は10月30日（火）となっている。

【S】