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スティーラーズRBベル、再度タグ付けなら来季はQBクラスのサラリーに

2018年11月07日(水) 12:55

ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Don Wright】

現地5日(月)、ピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック(RB)リビオン・ベルはついにマイアミの地を去ったようだ。しかしながら、ベルが今季中にピッツバーグに現れるかどうかはまだ分からない。

CBA(団体労働協約)の下で今シーズン中のプレーを望むのであれば、生産性抜群のRBは今月13日(月)までにフランチャイズテンダーにサインするか、あるいは、1年契約を締結させる必要がある。しかし、タグにサインするか、もしくは2018年シーズン中のプレーを選択しないのかにかわわらず、ベルの2019年シーズンは一体どうなるのかという疑問は残っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、スティーラーズが2019年にもベルに対してフランチャイズタグを付与することは可能だが、その際には今年度と同程度の額は指定されず、クオーターバック(QB)クラスの数字がタグ付けされることになると指摘している。

ペリセロは6日、『NFL Up To the Minute(NFLアップ・トゥー・ザ・ミニット)』の中でこのように述べていた。

「私の理解しているところでは、NFLマネジメント協議会とNFL選手委員会が団体労働協約を交渉し、ベルが3度目にタグ付けされた場合には、今季中のプレーの有無を問わず、タグは上位のクオーターバックと同程度の額になり、今年のフランチャイズタグで受け取る予定のより低い金額と同程度ではない」

「スティーラーズがベルに対して金額の上がる3度目のフランチャイズタグを指定する可能性はきわめて低い。そのシナリオでは1年2,500万ドル(約28億円)程度にまで数字は跳ね上がり、ベルが望むとすれば、タグ指定された日から1シーズンの間はその金額を受給してプレーすることが可能となりそうだ」

これに加え、スティーラーズとNFLは2018年度のタグを来季に引き継ぐ意向はないようだ。

NFLネットワークのアディティ・キンカブワラは「もしリビオンン・ベルが今季中にプレーしなかった場合でも、リーグとチームの両サイドからは、NFLもスティーラーズも2度目のタグが翌年に持ち越す議論をするプランはないと聞いています。彼らはいかなる内容も3度目のタグ(もしくはトランジション)になる可能性はあるとの考えで一致しているようです」と報じた。

選手委員会が状況によっては反発する可能性のあるトランジションタグをスティーラーズが2019年のベルに付与するかどうかは定かではないとペリセロは伝えている。

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