ベアーズQBトゥルビスキーは練習制限、次戦は再びダニエルが先発か
2018年11月29日(木) 12:56サンクスギビングデーにシカゴ・ベアーズを勝利に導いたのは、肩を負傷したプロ2年目クオーターバック(QB)ミッチェル・トゥルビスキーに代わって出場したバックアップQBチェイス・ダニエルだった。
先週のゲームがサーズデーナイトだったことからチームが無理にトゥルビスキーを先発させないのは予想されており、一部報道では、もしも試合が日曜日だった場合、トゥルビスキーがプレーしていた可能性が指摘されていた。
しかしながら、ベアーズはチームの先発QBにもう1週間の休息を与えそうだ。
ベアーズのヘッドコーチ(HC)マット・ナギーは今週、ポッドキャスト『RapSheet and Friends(ラップシート・アンド・フレンズ)』 で『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに対し、チームはトゥルビスキーの立場をその日の状況によって決める予定だと明かした。ナギーHCは現地28日(水)にトゥルビスキーが練習を欠席するだろうと伝えていたが、故障者報告書上では“制限付き”と記載されていた。
トゥルビスキーが現在どれほど動けるのかと問われたナギーHCは次のように述べている。
「われわれは知らない。おそらく数日中に分かる話だとは思う。われわれには毎日彼の状態を確認する必要がある。数週間前のカリル(マック)やアレン・ロビンソンの時も今回と同じような状況を経験した。彼らは試合に出てプレーしたがるから難しいんだ。われわれが選手を守らねばならない時もある。最終的に彼らはそれを理解してくれる。だからこそ、われわれは日ごとの様子見を必要としている。われわれは2人に準備させ、その後どうなるかは成り行き次第だ」
ナギーHCがマックとロビンソンに言及していたことが今後の動きのヒントとなるだろう。ベアーズは両選手を2週間にわたって試合から遠ざけ、万全な状態になるのを確認してから試合に戻していた。ベアーズは2人が不在の間も勝ち星を上げている。次戦は3勝8敗のニューヨーク・ジャイアンツとの対戦となるが、チームはダニエルが再び勝利を手にすることに自信を抱いている。
当然、ナギーHCはトゥルビスキーが先発機会を2回も失いたくないと思っていることも指摘した。
「ミッチェルはよくやっているし、毎日良くなっている。それこそが一番大事なことだ。彼はタフな若い選手だから、たまにそのような状況になった時は、われわれは彼にとってのベストだけでなく、チームにとってもベストな判断を下す必要があることを彼が理解しているかどうかを確認しなくてはならない。ミッチェルは試合に出たがっているが、われわれは正しい行動を取れているかどうかを確かめ、彼がどのような状態であるかを逐一チェックする。そして、われわれはトレーニングスタッフからフィードバックをもらい、結果をまとめた後でミッチェルにとっての正しい行動を起こすんだ」
万全な状態であれば、先発はトゥルビスキーに違いない。故障前までのプロ2年目QBは新HCとなったナギーのシステム1年目で大きな成長を遂げてきた。プレーオフ開始までのすべてのスナップはトゥルビスキーの血となり肉となるはずだ。
しかしながら、トゥルビスキーが100%の状態ではないと判断すれば、ベアーズは予定通りもう一度、リーグワースト5位に入るチームを相手にダニエルを先発起用するだろう。
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