QBのラック、ブリーズらが11月の月間MVPに選出
2018年11月30日(金) 13:29インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)がキャリア最盛期を思い出してきたようだ。11月のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)攻撃部門で月間MVPを受賞したのはタッチダウンパス3回を8試合連続で記録中のQBアンドリュー・ラックだった。今季のラックはパス成功率77.8%を記録しており、これは以前のシーズンベストを5%上回る数字となっている。ラックはまた、今月の3試合を通じた平均獲得ヤードが308.3ヤードとなっている。ここで何より重要なのは、この間のコルツが3連勝しているということだろう。
一方で、ニューオーリンズ・セインツのQBドリュー・ブリーズはNFLの年間MVP最有力候補だ。将来的な殿堂入りも確実とされるブリーズはタッチダウンパス15回に対し、インターセプトをわずか1回にとどめ、チームをそれまで無敗だったロサンゼルス・ラムズからの勝利を含む11月の4連勝へと導いた。ブリーズの今季パス成功率74.3%はマット・ライアンの記録を上回ってリーグ1位を快走し、個人のシーズンベスト(成功率72%)をしのぐペースで進んでいる。プロ入り後からの18年間を通じて極めて安定したパフォーマンスを披露し続けているブリーズが11月のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)攻撃部門の月間MVPを獲得した。
その他を含め、11月の月間MVPに選出されたプレーヤーは以下の通り。
【AFC】
攻撃部門:QBアンドリュー・ラック(コルツ)
守備部門:ディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズ(カンザスシティ・チーフス)
スペシャルチーム部門:キッカー(K)ジャスティン・タッカー(ボルティモア・レイブンズ)
【NFC】
攻撃部門:QBドリュー・ブリーズ(セインツ)
守備部門:セーフティ(S)エディ・ジャクソン(シカゴ・ベアーズ)
スペシャルチーム部門:パンター(P)マイケル・ディクソン(シアトル・シーホークス)
新人選手に関しては、クリーブランド・ブラウンズのQBベイカー・メイフィールドがヒュー・ジャクソンがヘッドコーチ(HC)を解任された後、新攻撃コーディネーター(OC)の下で息を吹き返している。今月はタッチダウン9回、インターセプト1回、パス成功率73.8%を記録し、生産性を飛躍的に向上させたQBメイフィールドがAFCの月間新人賞を受賞した。
また、ダラス・カウボーイズの新人アウトサイドラインバッカー(OLB)レイトン・バンダー・エッシュは開幕直後から活躍しており、特に11月に入ってからはさらに輝きを増している。今月の4試合を通じてバンダー・エッシュがタックル39回、パスディフェンス6回、インターセプト2回を記録してNFCの月間MVPを受賞した。バンダー・エッシュの活躍もあり、改善された守備陣を率いたカウボーイズが3連勝を飾り、現在ではNFC東地区のトップに立っている。
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