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レイダースPRハリスが99ヤードのパントリターンタッチダウン

2018年12月25日(火) 14:05

オークランド・レイダースのドウェイン・ハリス【AP Photo/D. Ross Cameron】

現地24日(月)夜、オークランド・レイダースのパントリターナー(PR)ドウェイン・ハリスがスペシャルチームコーディネーターだけが本当に信じていたような奇跡的なプレーを披露した。

デンバー・ブロンコスがレイダースのエンドゾーン外でパントをキープしようとした際、ハリスがそのこぼれ球を拾い、レイダースの1ヤードラインから99ヤードを走り抜けてタッチダウンを決めたのである。NFL史上2番目(タイ)の長距離パントリターンとなったこのプレーに、サイドラインにいたヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンも拳を天に突き上げてガッツポーズ、その興奮を抑えきれなかった。

オフィシャルのレビューによると、今回のプレーはブロンコスのアイザック・イアイドムが1ヤードラインでボールをダウンしようとした際にエンドゾーンに触れておらず、地面に着いた時点でボールのコントロールを失っていたとのこと。その後、ボールを拾い上げたハリスが圧倒的なスプリントでレイダースに先制点をもたらした。

ハリスにとっては2016年シーズンのニューヨーク・ジャイアンツ戦以来、初めてとなるタッチダウンだった。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ハリスはパトリック・ピーターソン(99ヤード)とロバート・ベイリー(103ヤード)以外で99ヤード以上のパントリターンを記録したNFL史上3人目の選手になったとのこと。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』は、スナップから合計157.5ヤード分をカバーしたハリスのトップスピードは毎時19.92マイル(時速約32km)を記録したと伝えている。

オークランドの地では今年最後になるもしれないこの試合で、レイダースはハリスのタッチダウンとダグ・マーティンの24ヤードのタッチダウンラン、そして、ダニエル・カールソンによる43ヤードのフィールドゴールによって、前半終了前までに17対0と大量のリードを築いていた。

クリスマスイブに披露されたこのスーパープレーを受けて、当然ながらNFL界も反応を示し、他チームの選手たちが『Twitter(ツイッター)』上でそろって称賛のメッセージを投稿している。

マーカス・ウイリアムスは「本当かよ、とんでもないプレーだ」とつぶやき、ジョエル・ドリーセンは「なんてこった。オークランド・レイダースのパントリターンチームはなんて賢い動きを・・・何も悪いことなど起きやしないのが分かっていたんだ。パントチームがすでにボールに触れらていたのを知っていたからだね」とコメント。ゲーブ・アイカードは「なるほど、面白いプレーだ。#MNF」とツイートし、ジャスティン・リードは「ワオ、今まで見たパントリターンチームのプレーの中でもトップクラスのプレーだ」と感想を明かしている。

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