今年もボルティモア・レイブンズで活躍するエリック・ウェドルに、再び100万ドル（約1億1,000万円）のインセンティブを受け取るチャンスが巡ってきた。

セーフティ（S）ウェドルの契約にはインセンティブ条項が含まれており、自身がプロボウルのメンバーに選ばれ、なおかつ同じシーズンにレイブンズがプレーオフ進出を果たした場合には100万ドルのボーナスが支払われることになっている。1つ目の条件は先週すでにクリアした。次はレイブンズが現地12月30日（日）のクリーブランド・ブラウンズ戦でプレーオフ進出を成し遂げて、2つ目の条件をクリアする番だ。

「プレーオフに行けるんなら、俺は今すぐ100万ドルを差し出したっていい」とウェドルは『ESPN』に語った。「それが俺の立ち位置だ。お金が欲しくないとか、その価値を軽んじているとかじゃなく、それを動機に勝とうとしているわけじゃないってことだ」

昨シーズン、33歳のウェドルは無残な形で100万ドルのボーナスを取り損ねている。シンシナティ・ベンガルズ戦でタイラー・ボイドに終了間際のタッチダウンを奪われ、レイブンズは敗退を喫した。

敗れた後、ウェドルはお金よりもプレーオフのチャンスを失う方が悔しいとコメント。そのスタンスを彼は今も持ち続けている。

「俺はスーパーボウルに行くチャンスが欲しい。それからみんなにはプレーオフを経験してほしいんだ」とウェドルは述べた。「そこに焦点を置いている。（お金は）自分たちがうまくやれた時にもらえるケーキの上の飾りに過ぎない」

日曜日にブラウンズを打ち負かせば、レイブンズはプレーオフに進むことができる。そして、ウェドルは豪華な飾り付けのケーキを持ち帰ることができるというわけだ。

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