最終戦出場に意欲を見せるカウボーイズRBエリオット
2018年12月29日(土) 13:43すでにダラス・カウボーイズはNFC東地区優勝を決め、シード権を手に入れているが、エゼキエル・エリオットは現地26日(水)、レギュラーシーズン最終戦となるニューヨーク・ジャイアンツとの試合に出場するつもりだと明かした。
ランニングバック(RB)エリオットは1月に向けて弾みをつけるためにもカウボーイズの先発オフェンス陣がプレーするべきだと考えている。
「もちろん、そうすることを考えているよ」とエリオットは『Fort Worth Star-Telegram(フォート・ワース・スター・テレグラム)』に語った。「フィールドに出てプレーし、今週もこれまでの週と同じようにアプローチするというのが計画だ。試合での強さを保つ必要があるし、ワイルドカードに向けた勢いも必要だ」
よほどのことがない限り、NFLのラッシングタイトルはエリオットでほぼ決まりだろう。エリオットはここまで15試合で1,434ヤードを獲得している。2番手は1,251ヤードのトッド・ガーリーだ。ロサンゼルス・ラムズのRBガーリーが万全の状態だったとしても(残念ながらそうではない)、一気に183ヤードを稼ぎ、エリオットに追いつくのは至難の業だ。3番手はさらに大きく離れてセイクワン・バークリーの1,198ヤードとなっている。
カウボーイズは2年前にも同じような状況に直面した。エリオットのラッシングタイトルはすでに確定しており、カウボーイズがディビジョン優勝を決めた。この時のエリオットはユニフォームを着て、ルーキーとしての最多ラッシング記録が十分に手の届くところにあったにもかかわらず、最終戦では1スナップもプレーしなかった。
今年は今までのディビジョン決戦の構造とは違うとエリオットは言う。
「俺たちは今までと少し違っている」と彼は述べた。「自分たちの強さやプレーの方法、流れをより大事にしているんだ。これは正しいことだと思う」
プレーオフトーナメントが始まる前にもう一度、自分たちのアプローチを調整しておきたいとエリオットや先発陣が思うのもうなずける。カウボーイズのオフェンスは時に一貫性を欠き、ひどい醜態を見せることがある。試合中には毎回のように、エリオットにボールを渡す以外の作戦が全く機能しないような場面も見受けられる。
カウボーイズのコーチ陣にとってはプレー時間を決めるにあたり、歴史を知ることも有益かもしれない。
ヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレットの下で進出した過去2回のシーズンで、カウボーイズはすでにディビジョンタイトルを決めた状態でシーズン第17週を迎えており、先発陣を休ませるために異なるアプローチを取っていた。2016年は大半の先発主要メンバーが1回戦免除のディビジョナルラウンドに備えて体力を温存した――ただし、カウボーイズは最終的にディビジョナルラウンドで敗退。2014年はディビジョン決着後も先発陣を出し、デトロイト・ライオンズとのワイルドカードゲームで勝利している――こちらも最終的にディビジョナルラウンドで敗退した。
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