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ベンガルズHC職のインタビューを受ける元ブラウンズHCジャクソン

2019年01月03日(木) 11:06

クリーブランド・ブラウンズのヒュー・ジャクソン【AP Photo/Mark LoMoglio】

マービン・ルイスによる推薦ではあるが、果たしてクリーブランド・ブラウンズの元ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンがシンシナティ・ベンガルズのフロントオフィス入りをすることはありのだろうか。

昨年10月にブラウンズに解任された後、シンシナティでスペシャルアシスタントコーチとして雇われたジャクソンはルイス率いるスタッフの一員として働いていた。そのジャクソンが、空きの出たベンガルズHC職に関するインタビューを受ける予定だ。これは現地の情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。インタビューは早ければ現地3日(水)にも行われるとのことだ。

ラポポートによれば、攻撃コーディネーター(OC)ビル・レイザーとスペシャルチームコーチのダーリン・シモンズはすでに今週初めにインタビューを受けているという。

ベンガルズでHC職を16年間も務めたルイスは今シーズンを6勝10敗で締めくくり、3年連続でプレーオフ進出を逃した結果を受けて月曜日にチームを離脱することが正式発表された。ルイスは最後の記者会見で、2016年にブラウンズHCに就任する前まで自らの下でOCを務めていたジャクソンに関し、次のように語っていた。

「ヒューは最高の適任者だと思う。彼は(オークランドやクリーブランドで)非常に難しい状況を経験してきた。それは非常に厳しいものだったが、彼が彼らしさを失うことはなかった。彼はすばらしいフットボールのコーチであり、士気を高めてくれる人物だと思っている。そして、彼は細部にまでこだわる人間でもある。だからこそ、彼がそのチャンスを得るのは当然だと思っているし、それはここだけではなく、他に行っても同じ話だ」

シーズン第8週にピッツバーグ・スティーラーズに黒星を喫した後でブラウンズHCを解任されたジャクソン。クリーブランドで過ごした2年半を通して、ジャクソンは0勝16敗の昨シーズンを含む、壊滅的な3勝36敗1分(勝率0.88)の戦績に終わった。また、2011年はレイダースHCとして8勝8敗の戦績を収めた後で解任されていた。

ルイスの進言とは言えども、今後のフランチャイズにとっての正解がジャクソンであるとベンガルズオーナーのマイク・ブラウンを納得させるには理由が不十分かもしれない。2019年もジャクソンがシンシナティにとどまるかどうか、はたまた、別のチームに移るかどうかもまだはっきりとはしていない。

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