セインツ戦をシーズン第11週のリベンジマッチとするイーグルス
2019年01月08日(火) 12:44フィラデルフィア・イーグルスは昨年11月18日(日)のことを鮮明に覚えているようだ。
イーグルスのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンはシーズン第11週、ニューオリンズ・セインツを相手に48対7と大敗を喫した。イーグルスにとってこれはただの1敗ではなく、すべての局面においてセインツに圧倒された日でもあったのだ。
イーグルスの攻撃陣が合計196ヤード、7点を記録し、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツがインターセプトを3度喫した一方で、守備陣は合計546ヤードを許してQBドリュー・ブリーズに4回のタッチダウンパス、パサーレーティング153.2という成績を残され、マーク・イングラムとアルビン・カマーラの両者には100スクリメージヤード超えも記録されていた。
セインツが41点差で勝利を収めたこのイーグルス戦は2011年以降でHCのショーン・ペイトンが記録した点差のあるゲームの中で同率1位となっていた。なお、ペイトンHCは2011年シーズンの第7週、インディアナポリス・コルツを相手に55点差での大勝利を収めている。
現地6日(日)にアウェーでシカゴ・ベアーズを倒したイーグルスがセインツにリベンジを果たすチャンスを手にした。
イーグルスが相手の本拠地となるニューオリンズへと向かおうとする中、ペダーソンHCは6日、このように語っている。
「あぁ、あの1回目の時は全然良くなかった。当然、われわれはビデオをチェックする。そのビデオをね。わがチームはあの時とは違うチームになっていると思う。3つの側面において良いプランを練りだす必要があるだろう。またあそこに戻るんだ。アウェーだし、ドームでもある。再び盛り上がるだろうし、そういったことですばらしい雰囲気になると思っている」
QBにニック・フォールズを据えて以降は4連勝を飾り、前回大敗を喫した時とは見違えるチームとなったイーグルスが“ザ・ビッグ・イージー”ことニューオリンズの街に向かう。
フォールズがQBとなり、イーグルスはボールを素早く回してオフェンシブライン(OL)のプレッシャーを軽減しており、これが攻撃の効率性をより高めている。ライン上で相手からのプレッシャーを恐れないフォールズには自信がほとばしっている。ただし、フォールズが唯一プレーオフで敗戦を喫したのはチップ・ケリーHCの下で戦った2013年のセインツ戦で、ブリーズを相手にした時だった。これ以降のフォールズは4戦無敗を記録している。
イーグルスの守備陣もまた、シーズン終盤にかけてより洗練されていった。セカンダリー陣が痛い目に遭うのは通常通りだが、ディフェンシブライン(DL)は支配的になりつつもある。
今週末に向け、イーグルスは今回の一戦が以前と違った戦いになることを予想している。
イーグルスのレフトタックル(LT)のジェイソン・ピータースは『NOLA.com』を通じ、「あの時はまったくうまくプレーできなかった。彼らが得点を奪っていった。自分たちは彼らとの対戦を望んでいたし、今や本当にそのチャンスを得た。今回はわれわれの番だ。絶対に同じ結果にはならない」と明かしていたようだ。
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