ニュース

チャージャーズ、TEヘンリーをアクティブ登録

2019年01月08日(火) 13:39

ロサンゼルス・チャージャーズのハンター・ヘンリー【AP Photo/Ed Zurga】

ロサンゼルス・チャージャーズはボルティモア・レイブンズに勝利してポストシーズンを継続させている。この勝利はまた、タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーがアクティブロースターに復帰することも可能にしたようだ。

チームは現地7日(月)、昨年5月にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したTEヘンリーを53人ロースターに正式登録したことを発表した。ヘンリーは足首を負傷し、故障者リストに登録されたラインバッカー(LB)ジェイタビス・ブラウンと入れ替わっての登録となる。

先週末中、チャージャーズのジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコが『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに対してヘンリーは前進を続けていると明かしていたことで、ヘンリーの近日中のアクティブ登録は予想されていた。テレスコGMは次のように明かしていた。

「ハンターはうまくやっているが、医療スタッフとの話し合い後、まだ出場はさせず、ここから週単位で様子を見ていくという決断に至った。すべてのドクターに100%の確信を持ってもらいたかった。そして、彼はすばらしい状態であるそうだ。ハンターは活躍する準備ができているが、その段階まではもう少しある。ハンターには不安な点など何もないが、ただ、彼が今どんな状態であるかを判断し、まだ出さないのが賢明だと判断したまでだ」

ACLを断裂してから約8カ月弱が経ったヘンリーがプレーオフの舞台から復帰する可能性が出てきている。

テレスコGMはラポポートに対して「ACLのリハビリプロトコルを担当していたわれわれのスタッフが優秀だったのは当然だが、本人の努力も多分にあったはずだ。今季中にプレーできる可能性があると聞いたことが彼を駆り立てたのだろう。それこそがモチベーションだったに違いない。彼は本当にこの流れの一部になりたがっていたし、そうなった際、われわれは彼に対して、プレーオフを決めるためにはできる限りのことをすると伝えていた」と述べていた。

6日にチャージャーズがレイブンズを破ったことで、24歳のTEがアクティブ登録されることが可能となった。

ディビジョナルラウンドでニューイングランド・ペイトリオッツを相手にヘンリーが健康的な状態で試合に臨めるかどうかは不明だが、テレスコGMはチームが最終決定を行う前には非常に慎重な判断を下すだろうとも指摘している。仮にアクティブであれば、たとえスナップ数が限られていたとしても、パスキャッチ能力の高いヘンリーならチャージャーズ攻撃陣に新たな戦略を展開させてくれるはずだ。

『Orange County Register(オレンジ・カウンティ・レジスター)』によると、チャージャーズのヘッドコーチ(HC)アンソニー・リンは「ハンターはプレー可能だと思う。彼がどのような状態であるかを今週末まで待ってみて、彼がチームの力になれるかどうかを判断したい」と語っていたという。

【S】