ベアーズKパーキーのミスキックは正式にブロックと判定
2019年01月08日(火) 13:50自身のキックミスによってプレーオフ敗退が決まったシカゴ・ベアーズのキッカー(K)コディー・パーキーの心にはわずかな安堵が広がった。
細部にまで検証されたベアーズのシーズン終了を告げるキックは、どうやらフィラデルフィア・イーグルスのディフェンシブタックル(DT)トレイヴォン・へスターがボールに微かに触れたことで軌道が変化してアップライトへと衝突したようだ。
『NFL.com』のニック・ショックは『Twitter(ツイッター)』にこのプレーの動画を投稿している。
All-22 footage clearly shows Treyvon Hester got a piece of Cody Parkey’s final FG attempt vs. Eagles. pic.twitter.com/kAZdjdXug4
— Nick Shook (@TheNickShook) 2019年1月7日
「イーグルス戦でAll-22のカメラはコディー・パーキーによる最後のフィールドゴールアテンプト時にトレイヴォン・へスターがわずかにボールに触れていた瞬間をはっきりととらえている」
へスターは16対15で勝利した試合の後、『Philly Daily News(フィリー・デイリー・ニュース)』に「自分とハロティ(ナータ)は・・・相手の壁を突き破ってコーチが常に言っていたように手を高く上げた。そうしたら、指の先に触れたんだ。良い感じはしたが、実際のところはそれだけでは十分じゃないと思っていた。入るとは思ったね。ゴールに向かっていくボールを見て、ポストの方から目をそらしたんだ。すると、みんなが叫んでいるのが聞こえた。自分は、“え、ミスしたのか”、と思った」と述べていた。
7日、キックミスと記録されていたこのプレーをNFLは正式にヘスターによるフィールドゴールのブロックへと修正した。
へスターによるボールへの微かな“触れ”はボールを左へとそらし、アップライトに衝突させるには十分だった。
パーキーのキックがヘスターによってブロックされていなかったとしても、ベアーズの敗戦の要因がパーキーだけにあったとは言えない。ベアーズの守備陣はニック・フォールズを止められず、この試合でのサック数はわずか1回にとどまっていた。攻撃陣もまたエンジンのかかりが悪く、16回あったサードダウンはたった5回しか成功していない。
ベアーズの敗戦は、改めてプレーオフゲームがチームの総力戦であることを教えてくれた。
自分のキックが相手によって触れられていたという今回のニュースは、パーキーにとっては多少なりとも心穏やかになるものであったはずだ。
イーグルスに勝利をもたらしたのはヘスターだった。今やイーグルスに新たなヒーローが誕生したのだ。
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