「他に行く可能性はない」とペイトリオッツOCマクダニエル
2019年01月09日(水) 13:09ジョシュ・マクダニエルは少なくともあと1年はニューイングランドの地に留まるようだ。
ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)はグリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)職に関するインタービューを受けていたものの、その座に収まったのはマット・ラフルアーだった。そして、マクダニエルが他に空いているポジションを探す予定はないとのことだ。
マクダニエルは現地8日(火)に開かれた電話会議でこのように明かしていた。
「可能性はなくなったよ。そういったポジションに関するインタービューを経験できることはいつだって光栄に思っているし、グリーンベイと接触する機会があったことには感謝している。それは常に他の組織について、また、彼らがどのように物ごとを行っているかについての深い洞察を与えてくれる。そのプロセスを経るたびに勉強になるし、その1つ1つの機会に感謝している。今回も素晴らしかったが、そうはならなかった。自分は完全にチャージャーズ戦や今季のこと、また、良い形で終わることに集中しているし、ここで前に進んで行くつもりだ」
マクダニエルが今季中のHC職に関する可能性を完全に否定したことから、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとともに働けないのであれば、ニューイングランドに留まるとしたマクダニエルの意志が感じられる。
推測ではブラウンズのHC職と結び付くのではないかとされていたものの、マクダニエルは『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・ジアーディに対し、クリーブランド内部とは接触していないことを明かしていた。
インディアナポリス・コルツのHC職を土壇場でキャンセルしてから1年後、多くの者はマクダニエルには冷ややかな市場が待っていると予想していたものの、それでもまだ、パッカーズだけはマクダニエルに関心を抱いていたのだ。
マクダニエルは「(昨年の影響が今回のオファーに関してあったかどうかは)分からない。それと何か関係があるとするなら、(他のチームに)聞いてみてほしいね。私は今、世界で最高の職を手にしているよ」とも述べていた。
マクダニエルは最低でもあと1年は現職のままとなる。コルツとの契約を寸前で破棄してしてから2年も過ぎれば、次回のタイミングではさらなるオファーが舞い込む可能性もあるだろう。あるいは、現代フットボール史上最高とされるHCビル・ベリチックが退くタイミングまで、マクダニエルはニューイングランドの地でその時を待ち続けるのだろうか。
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